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レーシングスタイルのFD2シビック!
各部に張り込んだカーボンも見どころ
スーパーGT2017シリーズ参戦のアウディGT300マシン「Hitotsuyama Audi R8 LMS」と同じボディカラーで身を包んだ中沢さんのFD2型シビック。シックなボディカラーと過激なワイドボディで、GTカールックに仕上げたスタイリングは迫力満点だ。
GTカーさながらの重厚なワイドフォルムが特徴のボディキットはM&M製。FD2シビックでGTルックのエアロがあまりなく、唯一見つけたのがM&Mのこのワイドボディキットだったそうだ。
ワイドフェンダー、リアドアエクステンション、大型サイドスポイラー、フロントアンダースポイラーという構成で、全幅はシビックFK8・TCRレーシングカーの車幅1950mmに匹敵する1920mmを実現している。
シックなナルドグレーのボディカラーに、差し色として取り入れたピンクのホイールが存在感を主張する。サイズは前後とも10.5J×15の18インチで、タイヤは295/30幅という極太サイズがすっぽりと収まる。
M&M製ワイドフェンダーは、高いデザイン性のみならず空力や放熱性まで突き詰めた設計のため走行性能のアップも望める。
カーボンボンネットに合わせて、バンパー下部やディフューザーにカーボンを張り込んでいるのも拘りだ。カナードも追加して超攻撃的なフロントフェイスに仕上げている。
この手のエアロには大型のGTウイングが定番だが、あえてリヤウイングレスとすることでロー&ワイド感が増幅し、ストリートレーサー的な雰囲気を醸すリヤビューに仕上がっている。
さらにリヤバンパーを大胆にカットして、下部に大型ディフューザーをセット。センター2本出しのマフラーは、柿本改Regu.06&Rをベースにしたワンオフスペシャルだ。このレイアウトを実現するために、トランク内はフラットにスムージングされている。
エンジンチューンも抜かりはなく、百式自動車のラジエターやシーカーの軽量プーリー、ジェイズレーシングのエンジントルクダンパーなどでファインチューン。ジェイズレーシングのハイパーECUで現車合せすることで最高出力は実測235psを発揮するという。
運転席にはレカロの本格フルバケ・プロレーサーRSMを装着。助手席はTS-Gをチョイスしてレカロ2脚で統一している。ダッシュボードには、左から水温、油温、油圧の順番に追加メーターが並ぶ。
「鈑金屋から上がってきて2週間、このボディが完成してから初参加のイベントです!アウディのGTカーに憧れて同じボディカラーにしちゃいました。部分的に取り入れたカーボンもレーシーでしょ! あと奇抜カラーリングのホイールもお気に入りです」とはオーナーの中沢さん。完成したばかりということでボディもピカピカ、GTルックのFD2シビックは目立ち度満点だ。(W-Option JAMBOREEより)
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