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2シーターの狭い車室にモニター17枚をセット!
バケットシートを前に倒すとアンプが出現
このSW20は、カスタムーディオに強い“シリアスオートモーティブ”が手掛けた、世にも珍しいドレスアップ仕様だ。
エクステリアは、ベントレーコンチネンタルGTの純正色にオールペンし、ドア開閉にはガルウイングを採用。それだけでもインパクト抜群なのだが、さらにリトラクタブルヘッドライトやサイドダクトにストロボを仕込んだり、ボディ色に合わせたブルーのネオン管やLEDで各部を照らすなど、ライトアップも徹底。また、サイドウインカーはBMW M6純正と、珍しいパーツを流用しているのもポイントだ。
そして室内。ブルーカーボンを貼り込んだダッシュボード、灰皿や両ドア、ダッシュセンターに設置されたモニター、足元やエアコン送風口、メーターを青く照らすLEDが目を引く。色々なパーツが乱舞しているにも関わらずスッキリしているのは、ブルーで統一している効果も大きい。
左右のリヤクオーターおよびリヤウインドウには、外向きのモニターをセット(一方には4つ、もう一方には4分割をひとつ)。プレイヤーを3機搭載し、それぞれ異なる映像を流せるようにしている。
レカロシートの背もたれを前に倒すと、アンプ2基とリヤスピーカーが出現! センターには、FRPでワンオフ製作されたコンソールにダイヤモンドのウーファーを設置。LED照明がナイトシーンを盛り上げる。
運転席側ルーフのバイザーを廃して、EVCのコントローラーとデフィ追加メーターのリンクユニット、ETCを設置。またルームランプの近くには、EVCのモニターを埋め込んでいる。
SW20と言えば、ミッドシップの2シーターで車室内が狭く、カスタムオーディオを展開するにもミニバン・ワゴンとは訳が違う。リヤの居住スペースが存在しない中で、モニターを増設したりアンプやウーファーを搭載するこのスペース活用術は、目を見張るものがある。
●取材協力:シリアスオートモーティブ TEL:0743-56-8452