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日本とは異なるカスタムカルチャーが根付く!
台湾唯一の自動車用アフターパーツ見本市“AMPA”(台北国際自動車部品・アクセサリー見本市)。その取材として訪れた現地の市中で発見した改造車を、編集部が独断と偏見に基づきピックアップ。ダイジェスト形式で紹介していく。日本ではまずお目にかかれない、癖のある改造車の数々は必見だ。
希少なE30型BMW M3にアメリカンなブレーキチョイス
クラシックカーを、国外から輸入して登録することができない台湾。それだけに、E30型M3のような旧車はそもそも新車販売台数が少ないため、かなり希少な存在だ。この個体はBBSの鋳造モデル「RK」の17インチを装着。スポーク奥に確認できるレッドのキャリパーは、USブランドの“ストップテック”だ。
日本ではドマイナーなシュコダも台湾では超人気ブランド
日本市場には参入していないため、ラリーファン以外ではその存在を知らない人も多いシュコダ。台湾では各地にディーラーが点在しており、今回紹介するファビアを始め、街中でも見かける機会の多い人気ブランドだ。
エアロパーツ等は非装着だが、サラリと車高を落とした上で19インチのロティフォーム鋳造モデル“RSE”をインストール。絶妙なバランスで引き締まった印象を受けるカスタムスペックだ。
跳ね上げミラーのスイフトスポーツ
チューニングベースとしてお馴染みの歴代スイフトスポーツは台湾でも人気が高いモデル。滞在期間中、唯一発見できたZC31S型はカーボンボンネット仕様で、ミラーにはBMWを意識したと思われる跳ね上げ格納式を装備。ほぼ純正のボディシルエットだったため、違和感が凄まじかった。
明らかにレイズを意識したデザインのホイール
日本では「ヴェゼル」の名で親しまれているホンダHR-Vを発見。ホイールは「AVAS」という中華系ブランドのものだが、スポークに配されたロゴの掘り込みやセンターキャップのデザインは完全にレイズのパクリ。この手のホイールは非常に多かった。
【番外編】クラシックスーパーカーは超希少
新興国としてメキメキと経済成長を続ける台湾。そのため、台北市内であればポルシェやフェラーリといった高級スポーツモデルも珍しくない。しかし、先述の通りこのF355のようなクラシックモデルとなると話は別。基本的に、新車時に台湾で登録された個体しかナンバーを取得できないからだ。
もちろん、ナンバーを付けられないことを承知でクラシックスーパーカーを購入するコレクターも一定数いるが、現地のカーガイ達に言わせれば「右ハンドルも左ハンドルも旧車も登録できる日本はとても贅沢」とのことだ。
Part.3へ続く