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未完成の状態ながら59秒716をマーク!
アジアンタイヤも侮りがたし
このFD3Sは、D1グランプリと双璧を成す競技ドリフトの最高峰“フォーミュラDジャパン”に参戦していた『MAD FACE(マッドフェイス)5号機』だ。今回はレジェンドドリフターである平岡英郎選手と共に、足回りをモディファイして筑波サーキットでのタイムアタックに挑んだ。
エンジンは13B-REW改ブリッジポート仕様で、タービンにはギャレットのGTW3884をチョイス。LINKフルコンによる綿密なマネージメントにより、ブースト1.0キロ時に500psを発揮する。
サスペンションは、ドリフト時に使用しているDG-5車高調のままでセットアップ。スプリングはスウィフト製でフロント18kg/mm 、リヤ16kg/mmだ。ブレーキは純正キャリパー仕様でローターのみフロントにスリットを入れている。
タイヤは中華産のヴィツァータイヤ“テンペスタエンツォV-01R”をセレクト。サイズは前後265/35-18だ。ホイールはプロドライブの鍛造削り出しモデル“GC-05R”を合わせる。ワイドスタイルのエクステリアはBNスポーツ製のキットをベースとしている。
メーターパネル部のみノーマルの面影を残すが、それ以外はレーシングカーさながらの機能的なコクピット。ロールケージは溶接留めで、レギュレーションの関係から強固なサイドバーも装着されている。ミッションはHKSの5速シーケンシャルドグだ。
今回のアタックでは、セッティングが未完成の状態だったにも関わらず、あっさり59秒716というタイムをマーク。しかもアジアンラジアルで、だ。
ドライバーの平岡選手いわく「もう少しバランスを煮詰めれば58秒台も狙えそうですよ!」とのこと。トラブルシュート後のリベンジに期待したい。
●取材協力:MADFACE with カーショップリード 埼玉県上尾市原市325-5 TEL:048-724-0770
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