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ボディパネルの大半をカーボン化!
ベスト更新の原動力はサスセットとタイヤのマッチング
このEF9型シビックは、西日本のタイムアタックイベントとして定着した感のあるCTAC(セントラル・タイムアタック・チャレンジ)をターゲットに仕上げられた生粋のサーキット仕様だ。
エンジンはアメリカ・ハスポート製の換装キット(メンバーキットやハーネスキットなど)を用いて、DC5のK20Aを流用。本体内部はノーマルだが、戸田レーシングの4連スロットルを軸に吸排気を煮詰め上げてレブリミット9200rpmの210ps仕様を創出。エンジンマネージメントはHONDATAが担う。
足回りはスピリット製の車高調でセットアップ。スプリングにはハイレート(F24kg/mm R20kg/mm)のスウィフトを組み合わせる。
15インチのボルクレーシングTE37を覆うタイヤは、セミレーシングの代名詞“アドバンA050(F225/50-15 R205/50-15)”。コンパウンドはさらなるグリップ性能を求めてMからGSに変更した。
室内はドンガラのシングルシート仕様で、強固なロールケージも装備。さらにボンネットやルーフ、リヤゲートなどのパネル類をドライカーボン化することで、車重は780kgまで絞り込まれている。
1月31日に開催されたCTACでは、新たに投入したGSコンパウンドがうまく機能し、見事に自己ベスト(1分24秒4)を更新する1分24秒054をマーク。もはやフルチューンGT-Rをも喰える速さなのだが、今後は23秒入りを目指してさらに走りを磨いていくというから期待したい。(取材イベント:CTAC)