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BNR32はストックボディでもここまで戦える!
純正フェンダーの限界に挑む激速GT-R
前後純正フェンダーのラジアルタイヤ、さらに内装パーツも“そのまま”という完全なるストリート仕様で筑波サーキットに挑み続けているBNR32。目標として掲げているタイムは、ずばり1分切りだ。
エンジンは排気量を2.6Lのままとしながらも、CPキャリロのピストンなどを組み込んで耐久性を向上。タービンはトラストのT78-29Dをセットして580psまで出力を高めている。制御は東名パワードのレイテックによるものだ。
拘りのフェンダーはツメ折り加工こそ行なっているものの、外側は見ての通り完全なる純正形状をキープしている。ホイールは前後9.5JのエンケイRS05RR、タイヤには265/35R18サイズのアドバンA052をセットする。
ブレーキはフロントにエンドレス6ポット、リヤにBNR34純正ブレンボを投入して容量アップ。サスペンションはDG-5の車高調にベステックスのスプリング(F18kg/mm R15kg/mm)の組み合わせだ。
室内は快適装備満載。運転席がフルバケットシートに交換されているが、内装パネルやシートは純正をキープしている。車重は1500kg。ミッションは“ながおテクノ”の5速クロスを装備して加速力に磨きをかける。
マシンメイクにセルフレギュレーションを設定し、その範囲内で高みを目指すBNR32。ECUのリセッティングや、アンダー傾向が強い足回りの見直しを行いながら熟成を進めた結果、2019年に見事59秒905をマーク! オーナーのやる気次第では、ナローボディのストリート仕様でもここまでできる。それを証明してくれるようなチューンドだ。
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