目次
名匠アブフラッグによる野心作
流行を拒む独自のワイドフォルムを構築!
2008年の登場以降、今なお売れ続けている“アブフラッグ”のFD3S用ボディキットがこの“バージョンCv(35万4200円/フロントフェンダー、サイドスカート、リアフェンダー)”である。この作品は、アブフラッグが掲げる“過激に、かつ華麗に”というブランドコンセプトをより明確に具現化したモデルだ。
まず、目を奪われるのは大胆なデザインのサイドカウルだ。フロントフェンダーは片側20mmワイド、リヤフェンダーは片側70mmワイドに設定。295サイズのタイヤを余裕で飲み込むリヤビューは過激の一言。それでいて流麗なサイドビューを魅せるその造形は、さすがアブフラッグだ。
フロントは、前作をベースとしたマイナーチェンジ仕様(9万7405円)。好評のダクトデザインはそのままに、ロワ部を大型なものにリニューアルして冷却効果を高める設計だ。全体に丸みを帯びたフォルムのようで、サイドにエッジを効かせてカナード効果を生みだしている。
レンズガーニッシュ(2万2770円)を装着することで、フロントマスクにさらなる精悍な表情を作り出す。製品はFRPとカーボンが用意されている。
リヤのデザインも秀逸だ。リヤバンパー(8万3490円)をあえて純正同サイズとして大型カーボンディフューザー(21万2520円)をセットし、リヤビューの迫力を最優先した設計となる。アブフラッグでは汎用設計のディフューザーキットをラインナップしているが、これはFD3S専用設計となる。
エクステリアを魅せるには、外から見えるインテリアも手を抜くわけにはいかない。メーターフードやルームミラーもカーボンで彩ることで、トータルパッケージとしてFD3Sを武装することが可能だ。
トータルフォルムは、いわゆるGT路線ではなく、スーパースポーツとしてのパッケージを追求したもの。コンプリートに拘ることなく、フロントだけ、またはリヤだけといった単体装着時の美しさも考慮した設計は絶妙という他ない。
●取材協力:アブフラッグ TEL:0550-88-8238
【関連リンク】
アブフラッグ
http://abflug.jp/