「子供の頃からの夢を実現」FD3Sと共に歩む極上のUSDMチューニングライフ!【レイズファンミーテイング2023】

スタンス要素に留まらず走りも追求!

サイクルフェンダー化やワイヤータックで美しいエンジンベイを実現

子供の頃から乗りたいと思っていたFD3Sを7年ほど前に手に入れ、ノーマルからコツコツと自分色に染め上げてきたオーナーの栗股さん。ベースは1996年式の中期型(4型)。製作にあたって、意識したのはUSDM系のカスタマイズだ。

「元々、海外のスタイルが好きでUSDM風を日本でイジったらこうなったというイメージですね。スタンスっぽいけど、スポーツに寄せていった感じ。やり過ぎないように気を付けました」と話す。

エンジンルームの製作を担ったのは、NOB谷口シルビアを始め、数々の名チューンドを手掛けたことでも有名な神奈川県横浜市の“N-STAGE”。FD3S・RX-7のカスタム事例はなく、施工は初めてというが流石の仕上がり。サイクルフェンダー化やワイヤータックを組み合わせて美しく仕上げている。

もちろん見た目だけのハッタリではない。タービンはトラストのTD06-25Gで、ワンオフの水平マウント式インタークーラーやストレートパイピングなどを追加。アペックスのパワーFC制御で、最高出力は400㎰弱を発揮する。

ワイドフェンダーに頼らず、純正+αのスタイルに拘っている点も注目だ。ビジュアルアップの要となるホイールには、海外でもフィーチャーされている鉄板のボルクレーシングTE37SL(F10J×18+20 R11J×18+18)をチョイス。無骨なスポークの隙間から覗くフロントブレーキは、APPのキャリパーシステム(リヤはBiotの350mmビッグローター仕様)だ。

リヤフェンダーは叩き出しでわずかにワイド化。TE37SLに組み合わせたタイヤはハンコック・ヴェンタスV12(F225/40R18 R245/35R18)だ。ボリュームバランスを調整するために、フェンダーアーチの前方にはレッグモータースポーツのサイドディフレクターも装備している。

室内コンディションも良好。コンソールにデフィ製のDINゲージやFCコマンダーを追加。シートはヴェイルサイドのフルバケットだ。リヤセクションには、ドレスアップを目的にミラクルクロスバーを張り巡らせた。

「イベントなどに出掛けるのが中心ですね。ただ最近、エアコンの調子が悪いので早く直したいです」と栗股さん。

エクステリアは、R35GT-R純正ブラックにオールペイント。後期用バンパーにコンバートするオーナーが多い中、あえて中期仕様のままスタイルアップを図る。フロントはナイトスポーツのボンネットや社外リップをセット。リヤはRE雨宮のリヤディフューザーとカーショップGROWのダックテールで個性を演出する。

全方位、隙のないUSDMメイキング。まさに性能とスポーツビジュアルへの拘りを追求した、オンリーワンのFD3Sに仕上がっている。

PHOTO&REPORT:石川大輔

「4回のエンジンブローを乗り越えて22年!」パーツチョイスに拘り抜いた美しきFD3Sを捕獲

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