「4回のエンジンブローを乗り越えて22年!」パーツチョイスに拘り抜いた美しきFD3Sを捕獲

理想のスタイリングを追い求めて大モディファイを敢行

エンジンはTD06-25Gタービンで武装したサイドポート仕様

このFD3Sは、オーナーが22年という長い年月を費やして育成を続けているストリートスペックだ。

「高校生の頃に一目惚れして、免許取得と同時に2型を購入しました。他のクルマに浮気していた時期もありますが、このセブンだけは売る気にならなかったですね。しばらくガレージで眠らせていたんですが、2年前くらいに“自分が理想とするスタイルにしよう!”と思い立って、一気に仕上げました」とオーナー。

イメージを決定付けるボディカラーは、深みのあるガンメタリックでオールペイント。流行りのスタンス系で攻める考えもあったが、自分の年齢とカーライフを見つめ直した結果、落ち着いた“大人仕様”で仕上げる方向性にシフトしたそうだ。

一流ブランドのパーツを惜しみなく採用しているのも拘り。フロントセクションは、マツダスピードのGT-Cフルバンパーにスクートボンネットを組み合わせる。バンパー開口部から確認できるコアは、トラストの前置きインタークーラーだ。

スタイリッシュなフロントフェンダーはフジタエンジニアリング製(25mmワイド)で、それに合わせてリヤも鉄板叩き出しで25mmのワイド化を敢行。サイドディフューザーもフジタエンジニアリング製だ。

リヤゲートのキーシリンダーやサイドマーカー、ラジオアンテナ等は全てスムージング処理。また、FD3Sには大型のGTウイングが定番だが、あえてリヤウイングレスとすることでロー&ワイド感を増幅させ、ストリートレーサー的な雰囲気を醸すリヤビューに仕上げているのもポイントだ。

テールランプにはカーショップGROWのLEDテールVer.1を投入。今時感のあるライティングで、後方車へのアピール度は抜群だ。スモーククリア仕上げとなっており、消灯時もリヤビューが引き締まる。

エキゾーストマフラーには、消音バルブ付きのRH9フルチタンモデルをインストール。本来はテールエンドにヒートグラデーション加工が施されているのだが、車両のコンセプトに合わないとの理由から特注で焼き入れ無し仕様をオーダーしたそうだ。

パワーチューニングも抜かりなく、心臓部の13B-REWはサイドポート拡大+TD06-25Gタービンの組み合わせで450ps(最大ブースト1.0キロ)を発揮。計4回のエンジンブローを経て辿り着いた仕様とのことだが、「ロータリーは維持費にお金がかかりますね。今後は機関系のリフレッシュを行なっていく予定です」とオーナー。

ストリート仕様らしく、インテリアはシンプルかつ実用的に構成される。ステアリングはMOMOのドリフティングで、ダッシュボード上にはデフィの追加メーターを4連でセットしている。

ホワイトカラーのクロスバーが目を引くリヤロールバーはセーフティ21製。アンカーボルト付きのリヤストラットバーも追加している。これらはボディ剛性アップというより、後続車へのアピールが目的だ。

リム幅やサイズにも拘って選んだというホイールは、18インチのアドバンレーシングRS-DF。サイズはフロント9.5J+22のリヤ10.5J+24で、前後共に最もコンケイブがディープな仕様だ。タイヤにはアドバンネオバAD08R(255/35-18 R265/35-18)を組み合わせる。

絶妙なツライチ具合だが、オーナー的にはまだ満足してはおらず、現在、ホイールの買い直しを検討中なのだとか。オーナーとFD3Sのチューニングカーライフは、まだまだ続いていくというわけだ。

PHOTO:堤晋一
●取材イベント:榛名ロータリーミーティング2022

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