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本気系ユーザーの足元を支える15インチの大本命
強度&剛性に拘り抜いたハイスペックホイール
1996年の誕生以来、スポーツホイールの絶対王者として君臨し続けるボルクレーシングTE37シリーズ。数あるモデルの中で、今回紹介するTE37SAGA S-plusは、ベースとなるTE37SAGAから大幅な強度&剛性アップを実行した逸品だ。
ハイチューンドのみならず、モータースポーツシーンからも愛される存在となっているが、そんなS-plusがここにきて新たな展開を見せた。本気でスポーツカーを愛するあらゆるカテゴリーへの訴求を目的に、待望の15インチを開発したのである。
ターゲット車種はEG/EK型シビック。もちろん、ヤリスを始めとするライトウェイトコンパクトのワンメイクレース用としても想定しているが、今なお人気のスポーツカーとはいえ、20年以上前のクルマをメイン車種に挙げているのは異例とも言える。
「TE37の15インチは、ライトウエイトスポーツモデル向けのSONICを設定していますが、今回のTE37 SAGA S-plusはどちらかと言うと、タイムアタックやレースに参加する本気組がターゲット。とくにシビックは、タイムアタックシーンで今もなお現役で、500㎰を超えるモンスタースペックも存在する。その圧倒的なパワーを受け止められるホイールを渇望するユーザーに向けて、『どうぞ、試してください』と胸を張れるホイールを作りました」と、企画部チーフの渡邉さん。
P.C.D100の4穴専用のSONICに比べて、P.C.D114.3の5穴も設定するSAGA S-plusのセンターパートは大きく、スポークも天面も広く、断面ともに太い。そのため、SONICよりもスポークが短く、見た目はずいぶん骨太な印象。売れるホイールの基本条件は足が長く見えることと言われるが、その常識とは真逆。あくまでも性能優先、形に機能が宿っているというわけだ。同じ15インチのTE37でも全く違うホイールに見えるから面白い。
サイズは7.0Jと8.0Jの2種類で、それぞれのサイズにP.C.D114.3の5穴が1タイプ、P.C.D100の4穴が3タイプ、合計各4つのインセットを用意。一部のサイズはシビック用ビッグキャリパーに対応しており、その部分でも本気ユーザーに寄り添っている。
「最新のハイパフォーマンスカーの性能、増え続ける重量に対応を見据えた設計は大径サイズとなんら変わりません。また、15インチサイズの設定はユーザーニーズを満たすだけでなく、我々から皆さんへの挑戦状でもあります」。
″かかってこい″という挑発的な広告のキャッチフレーズはレイズ開発陣の本気度の表れ。その思いは最新作のTE37 SAGA S-plusの15インチにも息づいている。次は16インチの設定にも期待したい。
●問い合わせ:レイズ TEL:06-6787-0019
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