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シンプルデザインに注ぎ込まれた技術屋集団の情熱
エアボリュームを増やすAIR+α技術に注目せよ
TC105Nの後継モデルとして、東京オートサロン2018でデビューした『TC105X』。ウェッズスポーツ鋳造ホイールのフラッグシップという位置付けで登場したそれは、最先端の解析、鋳造、切削の技術を投入。日本の工場でしか作れない究極の鋳造ホイールと呼ぶに相応しいモデルであった。
その後継にあたるのが、今回紹介するTC105Xフォージド。2018年のデビュー以来、本気系ユーザーの足元を支え続けている頂点の鍛造ホイールだ。
基本設計は鋳造モデルとイコールだ。しかし、各部を鍛造化に合わせてブラッシュアップすることで、さらなる高強度化と軽量化を達成している。
最大のトピックは“AIR+α(エアプラスアルファ)”と呼ばれる独自技術の投入だ。リム裏面の駄肉を削り取って規則的な凹面を設定しているのだが、これの目的はずばりタイヤ装着時のエアボリューム増加にある。
「従来モデルに比べてコップ一杯分くらいエア量が増えます。わずかな違いに感じるかもしれませんが、これが走りにもたらす影響は非常に大きく、タイヤ温度の低下を緩やかにしたり乗り心地を良くするなどの効果が得られるんです」と、ウェッズ杉山さん。目から鱗のアプローチだが、この辺りはスーパーGTシリーズを始めとするレースシーンを知り尽くしたスーパーサプライヤーらしい発想力と着眼点と言えよう。
また、スポーク部は側面に凸を付ける伝統の“N FLAME(エヌフレーム)”を継承しつつ、スポークの反対側は最新の切削技術であるサイドカットで軽量化。ホイールのセンター部分も強度を確保しながら、サイドカットと同じ切削技術を使って削り込み、贅肉を削ぎ落としている。
もちろんビッグキャリパー&ローターへの対応も万全で、リムプロファイルを円錐形状にするなど現代のハイチューンドに合わせたアップデートを敢行。カラーはEJ-TITANと名付けられた深みのあるグレー1色で勝負する。
まさに技術屋集団の情熱が注ぎ込まれた渾身作。愛車をアダルトスポーティな一台へと仕上げていくなら、TC105Xフォージドは頼もしきパートナーとなってくれるに違いない。
製品仕様
WedsSport TC105X FORGED
17×7.5J INSET 44:7万4000円 (6.28kg)
18×8.5J INSET 32:7万9500円 (7.36kg〜)
18×8.5J INSET 43:7万9500円 (7.36kg〜)
18×9.0J INSET 32:8万1500円 (7.42kg)
18×9.5J INSET 35:8万3500円 (7.61kg)
18×10.0J INSET 20:8万5500円 (8.05kg〜)
18×10.0J INSET 35:8万5500円 (8.05kg〜)
18×10.5J INSET 25:8万7500円 (8.25kg)
※P.C.Dは114.3のみの展開(国内仕様)。
●問い合わせ:ウェッズ TEL:03-5753-8201
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ウェッズ
http://wedssport.jp