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新進気鋭のブランドが放つスイフト専用エアロシステム
スイフトはベースグレードでも楽しめる!
スイフトのカスタマイズというと、どうしてもスイフトスポーツやRS系が中心となってしまいがちだが、気鋭のビルダー“タケトラ”が注目したのはXL/XGをはじめとした、いわゆる素のスイフト達。
これらのモデルも、基本的にスポーツ系と同じプラットフォームを採用しているだけに、資質の高さは変わらないというお得なモデル。そんな素のスイフトは日本国内でこそ盛り上がっていないが、すでにアジアを中心とした海外では超人気のカスタムベースになっていたりする。
「走行性能よりスタイリングを求めるのであれば、素のスイフトでも楽しめます。50万円を超える新車の価格差を考えれば、エアロパーツはもちろん、その他のパーツ代まで捻出できてしまうという部分は魅力だと思いますね」とは、タケトラの販売元であるカービックホールディングスの加藤代表。
その言葉通りに誕生したのが、2019年に発売されたラグジュアリースポーツボディキット(フロントアンダー&LED5連バルブ/サイドステップ/リヤアンダー/リヤウイング:17万2800円/税込)だ。
このボディキットは、ミャンマーのスズキディーラーでは新車オプションに採用されているほど高品質。フィッティングの精度が高いことはもちろん、素材は割れにくいABS樹脂を採用していたり、穴開け不要な作りなど細部にまで拘って作られた製品だ。今回は、新たに追加設定された空力パーツのディティールに迫っていく。
カーボンとFRPのハイブリッドで作られたボンネット(16万1200円/税込)は、ダクトを配置してスポーティ感を出しているところが特徴だ。ちなみに、販売時はダクトが穴開けされていない。穴を開けるとエンジンルームの放熱性は上がる反面、雨水が入るなどのデメリットもあるため、任意で選択できる構造になっているのだ。
フェンダーもカーボンとFRPのハイブリッド製法(14万8000円/税込)。ノーマルフェンダーと同じ車幅で作られているため、使用しているホイールのままサイドビューをスポーティに演出することが可能だ。
ドアの下部にカーボン地でアクセントを付けるドアパネル(価格未定)。フロントバンパーやウインドウ周りの黒っぽい部分と調和のとれたボリューム感で、スタイリッシュに仕上げたい人には気になるアイテムとなっている。
ルーフスポイラーとリヤウイングを一体成型にすることで、ノーマルの取り付け穴をそのまま使うことができるリヤセクションも注目だ。
「とにかく車高を下げられるように作りました」という、全長調整式の車高調もスタンバイ。走りや乗り心地の性能もしっかり考えられていて、16段の減衰力調整式だったり、乗り心地の面でアドバンテージのあるツインチューブを採用していたりと、本格的な作りになっている。
4穴の18インチホイールがなかなか無いため、作ってしまったというのが“F-CREATURE TAKETORA”という3ピースの鍛造ホイール。装着サイズは前後とも7Jインセット28だ。インセットはもちろん、ディスクやピアスボルトのカラーなど、スイフト以外の車種用でもオーダーメイドで製作が可能だという。
この他にもジェントルなサウンドを奏でるスポーツマフラーなど、素のスイフトをカスタマイズするパーツを多数ラインナップ。今後はフルバンパーの開発や、他車種であまり日の目を見ないマイナーグレードのエアロパーツ開発にも力を入れていくそうだ。
●問い合わせ:カービックホールディングス 福島県いわき市中岡町5-12-1 TEL:0066-9707-5545
【関連リンク】
カービックホールディングス
http://carbigmotor.com/taketora.php