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チューンドコンプリートという選択肢を考える
大量仕入れと中間マージンのカットが安さの秘密
クルマを購入して徐々にチューニングを進めるのは楽しみのひとつだが、実際に行うとなると、金銭的な理由や納期の問題など、思うように進まないことが多い。そんなフラストレーションを解消してくれるのが、今回紹介する“クールレーシング”のコンプリートプログラムだ。
クールレーシングは、東京オートサロンで最優秀賞を幾度となく手にしている超ビッグネーム。そんな同社のオリジナルパーツをバランスよく組み込んだ中古車or新車をお買い得プライスで販売するというのが、コンプリートプログラムの全容だ。
例えばR35GT-Rの場合。走行6万km以内&修復歴なしの初期型ベースに、オリジナルのフルエアロやブリッツ車高調、4本出しマフラー、20インチのタイヤ&ホイールをセット。総額250万円分(工賃込み)のパーツを装着したフルカスタム仕様が650万円~(中古車価格相場で変動する)で手に入る。
さらに新車ベースのコンプリートも用意。ZC33Sスイフトスポーツの場合だと、フルエアロや車高調、18インチのタイヤ&ホイールやナビなど総額178万円ほどのパーツ(工賃込み)を付けたフルカスタム仕様が312万円(6速MT)。その割引金額は約55万円という太っ腹ぶりなのである。
このバーゲンプライスの秘密は中間マージンカットにある。「エアロはオリジナル。しかも塗装や取り付けも自社で行っているので、中間マージンをカットできます。また、ディーラーやパーツメーカーさんには沢山仕入れをすることで勉強して頂いております。そうした企業努力を重ねることで、お客様に喜んでいただけるような、手頃感のあるコンプリート価格を実現しました」とクールレーシングさいたま古閑さん。
具体的に販売車両を見ていく。まずR35GT-Rは2008年式のブラックエディションで、走行距離は4万キロと極上の個体だ。車両本体価格はコンプリート状態で650万円となる。
エクステリアはクールレーシングの35R-SSエアロコンプリートキットでフル武装。コンプリート価格にはエアロ取り付けや2トーン塗装代も含まれる。後期ルックなので古さは全く感じないし、フィッティングも抜群だ。
足回りはブリッツZZ-R車高調を軸に構築。ホイールはオリジナルのVERZ KCV20インチが組まれ、タイヤにはファルケンアゼニスFK510がセットされる。
また、ここからエンジンをブーストアップ仕様にしたり、カスタムペイントを施すなど、自分好みの1台にアレンジすることも可能だ。なお、クールが推奨するGT-RのオプションメニューはGR6ミッションのソレノイドバルブ洗浄とECUチューンだ。
一方、ZC33Sは新車ベースのコンプリートを展開。6速MTモデルのみならずAT仕様も用意され、R35GT-R同様に33R-SSエアロコンプリートキット+2トーン塗装4点セット、ブリッツZZ-R車高調、VERZ KCV04の18インチホイールなどを装備。
これだけのメニューを施して300万円ちょいで収まってしまうのが凄い(ただし諸費用は必要)。当然ながら新車保証も付いてくる。
「車両代とカスタム費用を一本化できるのもメリットですね。ベース車を購入してイチから仕上げるとなると、チューニング代を捻出するのも一苦労。そうした費用がまとめられる上に120回までの分割払いが可能なので、無理のない返済プランが立てられます」と古閑さん。
クールレーシングが提案するコンプリートプログラムなら、憧れのチューンドを手に入れることも決して夢ではないのである。
●取材協力:クールレーシングさいたま 埼玉県さいたま市見沼区中川746-1 TEL:048-812-4522
【関連サイト】
KUHL RACING
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