広大な農地と大自然を一枚に凝縮した十勝ナンバー

十勝プレートは、北海道・十勝の雄大な自然をカラフルに描き出したデザインが魅力である。

畑作地帯が地平線まで広がる風景や澄み切った青空など、「十勝の価値を凝縮した」モチーフがバランスよく配置されている。

見るだけで広大な十勝平野を思い起こさせるデザインとなっており、豊かな大地と農業王国としての十勝らしさを象徴する一枚といえる。

世界遺産の街を象徴する格式高い意匠を取り入れた日光ナンバー

日光プレートには、東照宮・陽明門を思わせる重厚な意匠や、象徴的なしめ縄が描かれている。歴史の格式と自然の清らかさが一枚に凝縮され、日光という土地の魅力を端的に表現した図柄となっている。

隅田川花火・金魚・富士山の“東京の粋”をイメージした江戸川ナンバー

江戸川プレートは、江戸川区が誇る花火大会を象徴する夜空の煌めきと、水のまちを象徴する金魚など華やかなデザインとなっている。

テーマは「煌(きら)めく夜空と靡(なび)く金魚」。夏の風物詩と江戸文化が調和した、地域性の強い図柄が印象的だ。

北アルプスと清流が息づく風景を落とし込んだ安曇野ナンバー

安曇野プレートは、北アルプスの雄大な山並み、豊かに湧き出る清流など、長野県・安曇野が誇る自然美を丁寧に描いたデザインだ。

「安曇野の風景」と紹介される通り、緑と青を基調にした爽やかで落ち着いた色合いが特徴で、見るだけで安曇野の澄んだ空気とやわらかな光を感じ取れるような仕上がりとなっている。

りんご・飯田水引・山並みが彩る伝統の地をあしらった南信州ナンバー

南信州プレートは、飯田市と下伊那郡の14市町村を対象とした、長野県で初めて導入されたご当地ナンバープレートだ。

デザインには、雄大な南アルプス、地域を貫く天竜川、段丘地形、そして太陽といった南信州ならではの風景が盛り込まれている。これらを伝統工芸「飯田水引」を思わせる流れるようなラインで表現し、地域の誇りと文化的背景を一枚のナンバーに凝縮している。

図柄入りナンバーの意義とは?

ご当地ナンバープレートは、地元の観光PRや地域ブランドの強化、ドライバーの愛着向上といった効果が期待されている。

今回追加された5地域はいずれも、地域の魅力を全国に発信するという図柄ナンバープレートの主旨に沿ったデザインとなっている。地元の観光PRや地域ブランドの強化、ドライバーの愛着向上といった効果が期待され、導入地域は今後も増える見込みだ。

車に取り付ければ、地域の魅力を走る広告として発信できる新しいスタイル。今後も図柄入りナンバーの広がりに注目したい。