【軽EVこそ最適解①】軽自動車とEVは相性が良い! ガソリンターボ車を凌ぐ加速とキビキビした走りが魅力

【軽EVの魅力を追求する #001/電気自動車(EV)を知る】 近年、その注目度が益々高まっている電気自動車(以下、EV)。なかでも購入しやすい価格帯やサイズ感から人気を集めているのが軽自動車のEV(以下、軽EV)で、発売当初は選択肢が限られていたが、バッテリー容量や航続距離が伸びたモデルが増え、EV全体の販売台数においても軽EVは高い割合を占めている。軽EVの需要がなぜ高まっているのか? 2022年6月の発売以来、好調のセールスを継続する日産サクラを見ながら、その魅力を掘り下げていく。

軽自動車の黒船になるか迎え撃つ日本勢も精力的

昨年開催されたジャパンモビリティショー2025は、未来の軽自動車がEV主流になることを実感させるショーだった。ダイハツが軽自動車用ストロングハイブリッドを発表したものの、全体として軽自動車の電動化はEVが担うことを示す出展が目立っていた。

象徴的なのが、中国系自動車メーカーのBYDが発表した「ラッコ」だ。軽自動車規格のEVは、もちろん日本専用に開発されたもの。スライドドアのスーパーハイトという人気カテゴリーのEVを用意することは、本気で日本市場でシェアを取る意思が感じられる。大陸からのチャレンジャーは、まさに軽自動車界における「黒船」だ。迎え撃つ日本勢として名乗りを上げたのがスズキ「ビジョンeスカイ」。次期ハスラーを思わせるスタイリングの軽EVで、このアーキテクチャーをスズキの軽自動車全般に展開すれば、一気にEVシフトが進むことだろう。

目先では商用車から軽のEV化は進むだろう。ASFの軽トラック、ダイハツとスズキの軽バンが街中を走りまわれば、軽=EVという認識も広まりそうだ。

太陽光発電で年間3000km相当の電力を生み出す日産の提案は少し先の未来だが、近距離であれば“無料”で走れる夢のような時代は確実に近づいている。

BYD RACCO(ビーワイディー・ラッコ)

2026年夏発売予定BYDが軽EVに参入

2023年のモビリティショーを視察したBYDの王伝福総裁が黄色いナンバーをつけている軽自動車が数多く走っていることに興味を持ち、そのマーケットが年間150万台と十分な規模を持つことから開発がスタートしたという日本専用モデル。海洋生物に由来する車名というルールにのっとり、「ラッコ」というかわいい名前が与えられた。現時点では詳細スペックは未公表だが、2026年夏の発売時には「日本市場で受け入れられる価格」を掲げていることだろう。
軽自動車の王道、スーパーハイトワゴン・スタイル。タイヤサイズは日本の軽自動車よりひとまわり大きい165/65R15となる。
EVらしいグリルレスのフロントマスク。未来的ではあるが、押し出しの強さを求めるユーザーには、どう評価されるだろうか。
左右をつないだテールレンズは未来的。黄色いプレートを付けているのは軽自動車としての完成度をアピールする自信の表れか。
充電リッドは右フロントフェンダーに置く。ドライバーが自然にアクセスできるレイアウトで急速&普通充電とも使いやすそうだ。

SUZUKI Vision e-Sky(スズキ・ビジョンイースカイ)

日常生活に寄り添う“ちょうど良い” 軽EV

フロントグリル部はシグネチャーライトとなる。充電状態などを示すというのは身近なEVとしてのスタンダードになりそうだ。
かど丸四角のステアリングホイール形状がユニーク。エンジンがないため足元を広くできるというEVのメリットもフル活用している。
フロントシートの形状はショーモデル的だが、ホワイトとライトブルーのさわやかな2トーンは量産時の採用を期待したい。

NISSAN Ao-Solar Extender(ニッサン・アオゾラエクステンダー)

面倒な充電から解放! ソーラーパネル搭載車

ASF ASF2.0

人に優しい軽EVトラック

佐川急便などが採用、見かけることが増えた軽商用EV「ASF2.0」のバリエーションが拡大予定。最大積載量350kgの軽トラックが開発中だ。セミキャブオーバースタイルで、最小回転半径は4.4mとなる。軽バンにも4人乗り仕様が追加されるという。

DAIHATSU e ATRAI STICKER FACTORY(ダイハツ・イーアトレーステッカーファクトリー)

ユニークな移動店舗の提案

「町のステッカー屋さん」をイメージしたショーモデルは、エンジン車のアトレーをベースにしたEV仕様。航続距離などEVとしての機能は未公表だったが、EVになってもリアのラゲッジスペースが犠牲になっていないことをアピールしていた。

SUZUKI e EVERY CONCEPT(スズキ・イーエブリイコンセプト)

静かで力強い商用軽バンEV

スズキ、ダイハツ、トヨタの3社で共同開発している軽商用EVのコンセプトカー。前回のショーにも出展されていたが、フロントが“スズキ顔”になるなどしっかり進化。充電ポートが、フロント向かって右側に置かれるのは従来通りだ。

【軽EVこそ最適解①】軽自動車とEVは相性が良い! ガソリンターボ車を凌ぐ加速とキビキビした走りが魅力

【軽EVの魅力を追求する #001/電気自動車(EV)を知る】 近年、その注目度が益々高まっている電気自動車(以下、EV)。なかでも購入しやすい価格帯やサイズ感から人気を集めているのが軽自動車のEV(以下、軽EV)で、発売当初は選択肢が限られていたが、バッテリー容量や航続距離が伸びたモデルが増え、EV全体の販売台数においても軽EVは高い割合を占めている。軽EVの需要がなぜ高まっているのか? 2022年6月の発売以来、好調のセールスを継続する日産サクラを見ながら、その魅力を掘り下げていく。

【軽EVこそ最適解②】乗りやすくて使いやすい、補助金制度でお得に買えるのも嬉しいポイント!

【軽EVの魅力を追求する #002/規格や性能、補助金について】 近年、その注目度が益々高まっている電気自動車(以下、EV)。なかでも購入しやすい価格帯やサイズ感から人気を集めているのが軽自動車のEV(以下、軽EV)で、発売当初は選択肢が限られていたが、バッテリー容量や航続距離が伸びたモデルが増え、EV全体の販売台数においても軽EVは高い割合を占めている。軽EVの需要がなぜ高まっているのか? 2022年6月の発売以来、好調のセールスを継続する日産サクラを見ながら、その魅力を掘り下げていく。

モーターファン別冊『最新軽自動車カタログ2026』より