全グレードに両側電動開閉スライドドアを装備、後席下に装備される「置きラクボックス」も好評
ダイハツ・ムーヴキャンバスの開発者はそのコンセプトを次のように説明する。「最近は若い人の結婚する年齢が高まった影響もあり、ご両親と同居する娘さんが増えた。そこでムーヴキャンバスは、母親と娘さんが便利に、快適に使える軽自動車として開発した」。このコンセプトに基づく特徴として、まず外観がある。ヘッドランプの形状に丸みを持たせ、リアゲートも少し寝かせた。女性を意識したデザインだ。外観は2種類が用意され、ストライプスは2トーンカラーになる。ボディの上側と下側はホワイト、中間部分はイエロー/ブルー/ベージュなどでペイントされる。落ち着いた雰囲気が好みならセオリーを選ぶ。こちらはモノトーンのボディでメッキ調ピンストライプなどを採用した。
内装では水平基調のインパネにワイドなトレーを備える。娘さんが友人とドライブに出かけたときなど、駐車時に昼食やおやつを置けて便利。インパネの形状も丸みがあって柔和な雰囲気だ。インパネの上面は平らに仕上げられ、前方視界も良く、運転が不慣れに感じている初心者の娘さんも扱いやすい。
後席は床と座面の間隔が不足しているので、足を前方へ投げ出す座り方になりやすい。足元空間が広いために窮屈ではないが、着座姿勢は少し不自然だ。この座り方になった背景には、後席の下側に引き出し式の収納設備「置きラクボックス」を装備したことが挙げられる。引き出した状態で内側のついたてを立ち上げるとバスケット状になり、内側に置いた買物袋などが走行中に倒れにくい便利機能だ。
そしてムーヴキャンバスは、全グレードの両側スライドドアに、電動開閉機能を装備したのも大きな特徴。多くのスライドドア装着車では、中級とベーシックなグレードについては左側だけが電動式だが、ムーヴキャンバスは全グレードの両側に備わる。ショッピングセンターで買い物を終えて駐車場のムーヴキャンバスに戻ったら、右側のスライドドアを開いて置きラクボックスのバスケットに買物袋を収める。次は電動スライドドアのスイッチを押す。閉まり始めたら運転席に乗り込むと、シートベルトを着用している頃にスライドドアが完全に閉まる。この「置きラクボックスから運転席へ」という行程をスマートに行うために、全グレードに両側スライドドアの電動機能を装備した。主に母親が便利に使える機能といえるだろう。
このほかムーヴキャンバスの個性的な装備として、「G」と「Gターボ」の「ホッとカップホルダー」がある。PTCヒーターで飲み物を42度以上に保つ機能だ。前席シートヒーターも装着され、女性に優しい装備をそろえた。運転感覚はムーヴなどに比べてサスペンションの設定が柔らかい。車両の動きは少し鈍いが、路上のデコボコを効果的に吸収して、段差を通過したときの突き上げ感を抑えた。ムーヴキャンバスは母親と娘さんが使うことをテーマに、快適性の優れた軽自動車に作り込まれている。


ストライプス、セオリーともに、LEDヘッドランプ、ホッとカップホルダーなどを備えた「G」がお買い得だ。パワー不足を感じたら「Gターボ」を選ぶ。価格は12万6500円高いが、装備も充実しており、ターボの正味価格は約8万円だ。

- リアドアの開き方:スライドドア
- 最小回転半径:4.4m
- 全高:1655mm(4WD車は1675mm)


ストライプスのインテリアは、ドアトリム/パネル/ハンドルパッドなどがホワイト、シート表皮はライトグレー/ブルーのファブリックで、明るい色調でまとめられる。

全車にワンタッチオープン機能やタッチ&ゴーロック機能が付属した使い勝手のいい両側パワースライドドアを標準装備。

リアシートのリクライニング角度は4度から50度まで調整できる。リクライニングとシートバックの前倒しは荷室側からも操作可能。荷物の大きさや量にあわせてシートアレンジは多彩。

床に直接置きたくない荷物を収納するのに重宝する置きラクボックス。ケースモード、バスケットモードともに片手のワンアクションで引き出せるのは便利だ。

指先だけで簡単に操作できる電動パーキングブレーキを搭載。ブレーキペダルから足を離しても保持するオートブレーキホールド機能も備わる。



- リアドアの開き方:スライドドア
- 最小回転半径:4.4m
- 全高:1655mm(4WD車は1675mm)


セオリーのインテリアは、ドアトリム/パネル/ハンドルパッドがブラウン、シート表皮はネイビーのファブリックで、全体的に落ち着いた色合いで仕上げられ、上質な雰囲気でまとめられる。

ムーヴキャンパスの世界観をさらに広げるコーディネイトオプション「アナザースタイルパッケージ」に加え、豊富なアイテムが用意される。
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※本稿は、モーターファン別冊 「最新軽自動車カタログ2026」の再構成です。



