2026年1月のSUV販売台数トップ10

【2026年1月】SUV販売台数で1位に輝いた、トヨタ・ライズ
順位メーカー・モデル販売台数前年比
1位トヨタ・ライズ9,239台136%
2位スズキ・ジムニー6,322台289.9%
3位ホンダ・ヴェゼル6,028台114.4%
4位トヨタ・ハリアー4,678台91.5%
5位トヨタ・ランドクルーザー4,385台86.9%
6位マツダ・CX-52,499台106.4%
7位スズキ・クロスビー2,205台240.7%
8位ホンダ・WR-V1,688台55.1%
9位トヨタ・bZ4X1,651台6604%
10位日産・エクストレイル1,621台76.2%

トヨタ・ライズが首位、コンパクトSUVの人気が鮮明に

2026年1月の国内SUV市場では、トヨタ・ライズ(9,239台/前年比136%)が首位を獲得し、コンパクトSUVの人気が改めて鮮明となった。取り回しの良いボディサイズに加え、SUVらしい存在感を備えたデザインが支持され、前年から大きく販売を伸ばしている。

ライズは、運転しやすいコンパクトなサイズ感に加え、室内空間や荷室の使い勝手にも配慮したパッケージングが特徴だ。日常の買い物や通勤はもちろん、レジャー用途にも対応しやすく、幅広い層のニーズに合致している。また、ハイブリッドモデルをラインアップしている点も、燃費や維持費を意識するユーザーにとって魅力となっている。

スズキ・ジムニー(6,322台/前年比289.9%)は、2位にランクイン。本格的なラダーフレーム構造と悪路走破性を備えた小型SUVとして、アウトドア志向のユーザーや個性を重視する層から根強い支持を集め、前年を大きく上回る伸びを記録した。

3位のホンダ・ヴェゼル(6,028台/前年比114.4%)も、都市部から郊外まで幅広い用途に対応するクロスオーバーSUVとして堅実な販売を確保した。上質感のあるデザインや扱いやすいサイズ、燃費性能のバランスが評価されている。

ライズ、ジムニー、ヴェゼルと続く上位3車種は、いずれも日常での使いやすさを土台にしつつ、個性の打ち出し方が明確な点が共通している。コンパクトSUV市場では、「実用性」に加えて「自分の用途に合う個性」が選ばれる傾向が強まっている。

ミドルサイズは堅調、EV・新興モデルも上位に

4位にはトヨタ・ハリアー(4,678台/前年比91.5%)が入り、ミドルサイズSUVの代表格として一定の販売規模を維持した。5位のトヨタ・ランドクルーザー(4,385台/前年比86.9%)は前年を下回ったものの、本格オフロードSUVとしての根強い支持を示している。

6位のマツダ・CX-5(2,499台/前年比106.4%)は前年を上回り、ミドルサイズSUVの定番モデルとして安定感を見せた。7位のスズキ・クロスビー(2,205台/前年比240.7%)は大幅な伸びを記録し、コンパクトクロスオーバーの需要が着実に広がっていることをうかがわせる。

ホンダ・WR-V(1,688台/前年比55.1%)は、8位に食い込んだ。一方で9位のトヨタ・bZ4X(1,651台/前年比6604.0%)は前年比の伸びが突出しており、母数の小ささによる反動を踏まえる必要はあるものの、電動SUVの存在感が高まりつつある点は注目される。

10位の日産・エクストレイル(1,621台/前年比76.2%)は前年割れとなったが、ファミリー層や長距離移動を重視するユーザーからの支持は引き続き厚い。

コンパクトから本格派まで、広がるSUV需要

2026年1月のSUV販売ランキングからは、「日常性」と「趣味・アウトドア性能」の両立を求めるニーズが幅広く存在することがうかがえる。

ライズやクロスビーのように日常で扱いやすいモデルが伸びる一方で、ジムニーやランドクルーザーのような本格派も一定の支持を保っている。また、bZ4Xが上位に入ったことは、電動SUVの選択肢が市場の中で徐々に存在感を増していることを示す材料となる。

全体として、SUV市場は特定のサイズや性格に偏るのではなく、用途や価値観に応じて選ばれる多層構造が続いている。