元嶋佑弥 GXPA16 GRヤリス

元嶋佑弥 1991年生まれ。福岡県中間市出身。2009年に鈴鹿サーキット レーシングスクールフォーミュラのスカラシップを獲得。FCJ参戦にはじまり、スーパー耐久(2015年シリーズチャンピオン)、GR86/BRZ CUP、スーパーGT(2024年シリーズチャンピオン)ほかさまざまなカテゴリーで活躍。

■エンジン・吸排気系・駆動系:ノーマル

■車高調キット:オーリンズDFV(F:9㎏/㎜・R:10㎏/㎜)

■ブレーキキャリパー:ENDLESS フロント6POTライト・リアS4R(ローター:フロント GRヤリスRZ純正φ356㎜  リア φ332㎜ 2ピース) 

■ブレーキパッド ENDLESS フロントSR01  リア SSM PLUS

■ホイール: ADVAN Racing GT BEYOND-R(18×9.5J Inset38)

■タイヤ: ADVAN NEOVA AD09(255/35R18)

■シート:BRIDE  STRADIAⅢ NUGRAIN  

■フロントリップスポイラー:クレイブ コラボモデル


このGRヤリスで筑波のタイムアタックも狙っていきます!

「やはり富士のレーシングコースを走るのは面白い。今日は、僕の趣味のサーキット走行です。いまのエンジンと駆動系はノーマルの仕様で2分00秒97は、なかなか速いタイムだと思います。

 この愛車はGRヤリス RZのGen2でGR-DAT。マイカー歴では、駆動方式が4WDは初めてです。以前、ニュルブルクリンクに行ったとき、コースを走っている日本車はGRヤリスがいちばん多かった。そして速かった。ボディカラーはグレーが目についた。それが凄くカッコよく見えて、僕好みにつくって乗ろうと思って、購入を決めました。

普段使いもしやすいサイズサイズに、エンジンパワーはかなりノーマルでも出ていて加速性能がいい。2ペダルのGR-DATを選んだ理由は、気軽に街乗りができて、サーキット走行も楽しめることから。凄く気にいっています。

カスタムした姿を納車前から構想していました。レース活動などでも触れてきた信頼あるメーカーのアイテムを選んでいます。

まずタイヤはADVAN NEOVA AD09の255/35R18。スポーツ走行でのグリップは十分。ホイールは、ADVAN RacingのGT BEYOND-R。スポークエンドがステップリムの中に入るデザインが最高ですね。

組み込めるキャリパーやローターのサイズは限られますが、そこはENDLESSのキットを選んでいます。フロントは6POTライトにRZ純正ローター。リアは4POTのS4Rでインチアップキット。キャリパーカラーは僕の好きな色であり、自身のショップのコーポレートカラーでもあるオレンジに寄せました。サスはオーリンズで、ダンパーとバネレートは国際コースでの走行を想定しています。

外装は、クレイブと僕のコラボで製作したリップスポイラーを装着。派手でなくても迫力がある。

内装はバケットシートがBRIDEのストラディアⅢヌグレ。さまざまなBRIDEのシートに座ってきましたが、その結果からチョイスしたものです。質感、乗り降り、ボディ色などとのマッチングから、もう一択でした。

製作は当店JAYLOCK NAGOYAです! 一般車両のメンテナンス、チューニング、カスタム、サーキットサポート、別部門はレーシングカーのメンテナンスを行っています。皆さんも愛車のチューニングにぜひ訪れてくださいね。そして僕は、このGRヤリスで筑波のタイムアタックも狙っていきます!


決まった車高はオーリンズのサスキットによるもの。スーパーGTで乗る車両もオーリンズが装着されており、特長をよく知る。取材当日は取り付け後のシェイクダウンだった。高速コーナーの進入、旋回で抜群の安定感を確認した。

ENDLESSの6POTライトにRZ純正ローター。リアは4POTのS4Rでインチアップキットを組む。パッドの摩材を前後で変えて制動バランスが取られている。

クレイブとコラボしたリップスポイラー。控えめな主張ながらも、迫力を加えるデザインだ。下面はアンダーパネル状になり、機能性ももちろん高い。次はリアウイング装着を検討か?

ベストラップはGR-DATのマニュアルシフトで、様子見の走行で記録したが、「ほんとに車両の制御が賢いので、任せてDレンジのほうが速く走れそう」

ストラディアⅢヌグレにした理由はストリートで乗ることが多く、実用とサーキットでのホールド性のバランスまで考えてのこと。専用レールもローポジションでなく標準を装着。

「JAYLOCKは当店のロゴです。一般車からレースカーまで広く扱っています。僕はオレンジ色が好きで、コーポレートカラーにしています」


GRヤリス ドラテクアドバイス

 GRヤリスは、電子制御などがドライビングをうまく受け入れてくれる。4WDシステムも優れていて乗りやすい。「クルマのコントロールに慣れていない」「これからサーキットデビューをする」という人にも魅力で頼りになるし、自然に速く走れるはずです。

でも、大事なのは丁寧な操作です。たとえばコーナーでは、早まってアクセルを踏まないこと。早まってアクセルを入れてまた戻したり、ハンドルを切ったり戻したりではなく、「しっかり1回で、ハンドルを戻しながらアクセルも操作して加速を乗せる」ことです。そうすればきちんと4WDを使えて、その安定性を活かせます。

シフトとエンジンの特性も重要なポイントです。僕の愛車はGR-DATですが、今回の富士のベストタイムは、マニュアルシフトで様子見の走行時に記録しました。

しかし、唯一のクリアラップであったのですが、本来より1速下のギアを、3速の箇所なら2速ギアを選んでしまいました。これは普段乗るレースカーは大排気量のNAエンジン車が多く、つい操作するクセが出ました。ヘアピンやセクター3、最終コーナーですね。

2速まで落とすと立ち上がりでエンジンが高回転になり、場合によってすぐ3速へシフトする必要がある。それより3速のまま回転を適度に抑えて曲がり、ターボの高いエンジントルクで車体を押すように加速させる運転のほうが絶対よいでしょう。タイムの取り分が大きいはずですし、姿勢も落ち着くでしょう。

そのことからも、確実なのはDレンジ。ギア選択は車両の制御に任せて、コーナーに合わせて最適にしてもらう。そのほうが速く走れたなと思い、後悔しました。僕はプロドライバーですがGR-DATの制御には、自身の感覚が負けました(笑)。


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