人気のA-Rをチタン化 
中間パイプは太くφ70

フジツボのGR86/BRZ用マフラーには、左右出しテールではA-Rがラインアップされている。ステンレス製の人気モデルだ。TGR GR86/BRZ CUPレースの指定部品でもあり、純正ECUとマッチングされている。

新登場のA-RMはA-Rのチタニウムモデルを望むニーズに、交換価値を高めるべく開発された。部品構成とレイアウトはA-Rに倣うが、数々の特徴がある。A-Rの中間パイプ径65φ-テールパイプ径50.8φの組み合わせから、A-RMでは前段が70φと太い。

FA24エンジンは、フジツボのテストでは外径を60φ、65φ、70φと変えても最高出力にはほぼ差がないが、トルクバンドへの作用が確認されている。

70φは中高回転での出力とトルクアップを重点に、純正ECUでの性能向上と、ECUチューンまで想定した排気容量からの選択だ。

レース対応にフジツボが用意する各マフラーの開発データを総合した結果でもあり、トルク計測では3200rpm付近が純正より1.1kg-mも上回る。パイプ径が太くても、純正ではオーバーハングの重量物になるサイレンサーまで小型のチタニウム製である。

重量は純正の16.4kgに対して45%減の9kg-mを誇る。エンジンのふけ上がり。クルマの動き。ふたつの軽快さを、チタン独特の音色とともに約束する。

FUJITSUBOA-RM(チタニウムモデル)for ZN8 GR86/ZD8 BRZ

●税込み価格43万7800円 ●AT車/MT車共通
●出口形状Φ101.6スラッシュ
●BG(焼き色グラデーション)
カラーテールに変更可(税込み1万3200円)
●パイプ径Φ70.0-Φ50.8
●最高出力 純正163.2kw(221.9㎰)/ 6995rpm→
164.9kw(224.2㎰)/ 6932rpm
●最大トルク 純正235.2N・m(24.0kg-m)3294rpm→
246N・m(25.1kg-m)3180rpm
※出力結果はスピードリミッター作動のため4速で計測
●重量 純正16.4kg→9.0kg
●音量アイドリング 純正57dB→68dB
●近接排気騒音(5250rpm) 純正85dB→92dB

中高回転でのパワー・トルクアップを重視した排気効率に、純正比45%の軽量化。この実現に70φ-50.8φのパイプ径にフルチタンの材質を採用。差し込み式のパイプ接続のほか、A-RMの各部にはこれまでのマフラー開発で得た実績が盛り込まれる。

音質は排気の流れを左右に分けるY字箇所にチャンバーが設けられ、不要な音域を吸収。構成は3分割で交換箇所は中間パイプ以降。なお、101.6φテールには人気の118φのEXH+をかぶせて装着できる。


GRヤリスGEN2用フルチタンマフラー

2024年4月以降のGRヤリスGEN2用もA-RM(チタニウムモデル)をラインアップ。MT/DAT車共通で適合。

取材時は開発の最終段階だった。アイドリング音はGRカローラより少し高めな気がするが、数値的には十分に抑え込まれている。やはり加速フィールやレスポンスは爽快で、軽さも出足からわかる。

左右2本出しのテールもバンパーとのフィッティングがかっこよく、GRカローラ同様、BG(焼き色グラデーション)カラーテールなどのオプション設定もある。

FUJITSUBO A-RM(チタニウムモデル)for GR Yaris GEN2

3本の砲弾型のサイレンサーはパンチングが備わっている2本でおもに消音。1本は空洞になっている。MT車/DAT車共通でリリース。税込み価格53万7900円。


GR86/BRZ用EPUは静音に驚く 
パワーフィールも全域で高まる

FUJITSUBO EPU for ZN8 GR86/ZD8 BRZ

GR86用ではEPUにも注目 。エキマニ(パイプ径Φ45-54-65)、スポーツキャタライザー、マフラー(パイプ径Φ65-70。出口左側シングルΦ101.6スラッシュ)のセットで保安基準に適合。価格は税込み54万7800円(税込み1万3200円で焼色グラデーションカラーテールに変更可能)だ。

編集長つかポンのGR86に装着済みだが、A-RM(ステンレス)と変わらない静音で、アイドリングや街乗りは極めて静か。

スポーツ走行時もジェントルで軽やかなサウンドが心地よい。エキマニの恩恵により、中回転域のトルクの谷間がなくなって、広範囲に力強さが得られている。


GRカローラ用のA-RM(チタニウムモデル)

FUJITSUBO A-RM (チタニウムモデル) For GZEA14H GR Corolla

純正比約48%の軽量化で、運動性能の向上に大きく寄与。純正マフラーの近接排気騒音は92dBとハードルが高く、開発には時間が掛かってしまったが、2025年9月上旬よりデリバリーされている。軽さは如実に体感。低速時は穏やかで、アクセルを踏み込むと、軽やかで心地よいサウンドを奏でる。

  • 税込み価格 50万6000円
  • MT車専用 RZ/RZ MORIZO Edition共通
  • 2025年マイナーチェンジ後共通
  • 純正エキゾーストの電子制御バルブは使用不可
  • 純正エキゾーストバルブキャンセラー付属
  • 出口形状Φ101.6スラッシュ
  • BG(焼き色グラデーション)
    カラーテール対応(税込み1万3200円)
  • 中間加速( 80km/h→150km/h 3速)純正5.51秒→5.50秒
  • 最高出力 純正209.8kw(285.3ps)/6448rpm→2211kw(300.7ps)/6693rpm
  • 最大トルク 純正406.7N・m(41.5kg-m)/4019rpm→415.5N・m(42.4kg-m)/3828rpm
  • 重量 純正15.1kg→7.9kg
  • 音量アイドリング 純正73dB→70dB
  • 近接排気騒音(4875rpm) 純正92dB→90dB

GR86/BRZ Cupプロフェッショナルシリーズ指定部品「FUJITSUBO A-RM Φ60と同Φ70、A-R(2本出し)で特性はどう違う!? 」佐々木雅弘が実体験で語る

フジツボはGR86/BRZ Cupプロフェッショナルシリーズ指定部品にシングルのA-RM Φ60とΦ70、左右2本出しのA-R、計3種類を登録中。パワーフィールはもとより、軽さ、地上クリアランスの稼ぎやすさ、デフクーラーを備えた際の良好な位置関係などにより高いシェアを誇る。 ここでは佐々木雅弘がそれぞれの特性の違いを解説。状況に応じてではあるが、とくにA-RM Φ60推しの理由を述べる。また、編集長つかポン号にA-RM Φ60を装着。そのレポートもお届け! Photos/ 益田和久,宮越孝政 Text/塚本剛哲 本記事は2025年7月号からの抜粋です。


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