業界人コラム アメリカ軍が“無人”の地対艦ミサイルを沖縄に正式配備。無人化の目的と沖縄配備の意味とは【写真・2枚目】 アメリカ海兵隊は在沖縄の部隊に地対艦ミサイル車両「NMESIS」を正式配備したこと発表した。4輪トラックにミサイル・ランチャー2基を搭載したもので、無人化されている(写真/アメリカ海兵隊) NMESISは2発の地対艦ミサイルを搭載している。なお、車体側面の茶色の棒は牽引器具。有人車両で牽引することも多いようだ(写真/筆者) 小型揚陸艇で機動展開するNMESIS(ネメシス)。NMESISは「Navy Marine Corps Expeditionary Ship Interdiction System(海軍・海兵隊遠征艦艇阻止システム)」の略だが、ギリシア神話の神罰の女神「ネメシス」に似せて、語呂合わせで命名したのだろう(写真/アメリカ海兵隊) 隊員が有線操縦する「ギャリソン(駐屯地)」モード。駐屯地内での駐車など低速使用に限ったモード。なお、無線操縦の「リモート」モードの有効範囲は不明だが、直接電波の届く範囲を考えると、かなり短いと思われる(写真/アメリカ海兵隊) 車体正面のカメラ(1)とLiDAR(2)。LiDARとは、レーザー光を発信し、物体からの反射を捉えることで周囲の地形や障害物までの距離を立体的に測定する装置(写真/筆者) ミサイルを発射するNMESIS。アメリカの代表的な対艦ミサイル「ハープーン」は全長4.6m、弾頭重量220kgだが、NMESISが搭載する「NSM(海軍打撃ミサイル)」は全長4m弱、弾頭重量120kgと、かなり小さい(写真/アメリカ海兵隊) NSMは最終段階の目標探知に、パッシブ(受動的)な赤外線探知方式を採用したことで敵に察知されにくい(一般的な対艦ミサイルは、自らレーダーを発信するので敵に察知される)。また、高解像度な赤外線映像により敵艦の特定部位を狙い撃つことができる(写真/コングスベルク) この画像の記事を読む