
686ccエンジンとEPSを組み合わせたヤマハ最上級ATV
「GRIZZLY EPS XT-R」は、北米を中心にレクリエーションから農業などの作業用途まで幅広く活躍してきたヤマハATVのユーティリティモデル。その最上級モデルとして国内市場へ導入される。
搭載されるのは、水冷・SOHC・単気筒の686cc・4ストロークエンジン。全域で豊かなトルクを発生し、低速域では扱いやすく、中速域では力強い加速を実現する。リニアなスロットルレスポンスによってオフロード走行だけでなく、作業用途でも扱いやすさを確保している。
組み合わされるトランスミッションは、ヤマハ独自のウルトラマチックCVT。高い耐久性に加え、自然なエンジンブレーキ特性を備え、急な下り坂や極低速での走行時でもコントロールしやすい点が特徴となる。
駆動方式には、オンコマンド4WDシステムを採用。2WD、リミテッドスリップデフ4WD、デフロック4WDの3モードを走行状況に応じて切り替えられる。
約300mmの最低地上高とEPSで高い走破性を実現
車体は悪路走破性を重視した設計となっている。約300mmの最低地上高を確保するとともに、独立式ダブルウイッシュボーンサスペンションや27インチの大径Maxxis「’Zilla MU01Y」タイヤを採用。フロントバンパーやスキッドプレートも標準装備し、岩場や木の根などから車体を保護する。
電動パワーステアリング(EPS)は、操舵入力や車速に応じてアシスト量を制御。外乱によるステアリングへの影響を抑えながら、路面状況や車両の挙動は適切にライダーへ伝える制御により、自然な操舵フィールと疲労軽減を両立している。
さらに、作業性能も充実する。フロントには約1,134kgの牽引力を持つ米国WARN社製ウインチを標準装備。リヤには約600kgまで対応する2インチヒッチレシーバーを備え、前後のスチール製キャリアは合計約140kgまで積載できる。

価格は220万円 受注生産モデルとして販売
国内向け「GRIZZLY EPS XT-R」は受注生産モデルとなり、初回受注期間は2026年7月24日から9月14日まで。次回受注期間は未定としている。
メーカー希望小売価格は220万円(税込)。カラーは「チタニウム・ブロンズ」の1色設定で、製造国はアメリカ合衆国となる。
なお、本モデルは国土交通省の認定を受けておらず、ナンバープレートの取得はできない。そのため公道走行は不可で、全国のATV取扱店で販売される。
主な装備・特徴
- 水冷・SOHC・単気筒686cc・4ストロークエンジン
- ウルトラマチックCVT
- オンコマンド4WD(2WD/リミテッドスリップデフ4WD/デフロック4WD)
- 電動パワーステアリング(EPS)
- 約300mmの最低地上高
- 独立式ダブルウイッシュボーンサスペンション
- 27インチMaxxis「’Zilla MU01Y」タイヤ
- WARN社製ウインチ(約1,134kg牽引)
- 約600kg対応ヒッチレシーバー
- 前後キャリア合計約140kg積載
「GRIZZLY EPS XT-R」フィーチャーマップ

「GRIZZLY EPS XT-R」主要諸元
全長✕全幅✕全高: 2,070mm×1,250mm×1,270mm
シート高: 930mm
軸間距離: 1,250mm
最低地上高: 300mm
車両重量: 355kg
原動機種類: 水冷・4 ストローク・SOHC
気筒数配列: 単気筒
総排気量: 686㎤
内径×行程: 102mm x 84mm
圧縮比: 10.0:1
燃料タンク容量: 18 L
変速装置/変速方式: ウルトラマチックVベルト式無段変速/オートマチック
吸気・燃料装置/燃料供給方法: フューエルインジェクション
タイヤサイズ(前/後): AT27 x 10-14 Maxxis® ‘Zilla MU01Y/AT27 x 10-14 Maxxis® ‘Zilla MU01Y
制動装置形式(前/後): デュアル油圧ディスク/デュアル油圧ディスク
懸架方式(前):独立式ダブルウィッシュボーン/5段階プリロード調整
懸架方式(後):独立式ダブルウィッシュボーン(アンチスタビライザー付き)/5段階プリロード調整

