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FD3S RX-7本来の走りを取り戻せ! パンスピード流 リフレッシュ&メンテナンスの重要ポイントとは?Part1 足まわり編

ロータリーチューナーとして長い歴史を持つパンスピード。FD3S本来のパフォーマンスを取り戻して、サーキット走行を満喫するための秘訣をお届け! Photos/井上 誠 Text/鈴木 博 本記事はレブスピード 2024年11月号からの抜粋です。

【Check Point】冷却系⇒電動ファンは確実に回っている? 不調はオーバーヒートのもと

ロータリーエンジンは側面に燃焼室を備える三角のローターがローターハウジング内を回転し、吸気、圧縮、爆発、排気の各行程を踏む。メタリングオイルポンプで内部に直接、オイルも供給する。

気密性を保つシール類、ローター、ローターハウジング、サイドハウジングの状態がエンジン性能に関わり、オーバーホールでは精密な計測と組み立てが、そのスパイスになる。13B-REWはシーケンシャルツインターボなど、独特の補機があり、そんな部分の管理も好調の維持には大切だ。

デモカーはエンジン、タービンいずれもノーマル。常時ツインターボ化のブーストアップで320㎰/7500rpm、 36㎏-m/6800rpm。冷却系は吸気温度にもよいVマウント。

ロータリーエンジンはハウジングの外周がウォータージャケット。茶色の部分はサビで、冷却水の管理を怠ると最悪の場合、水路の角が崩れ、冷却水の一部がシールラバーを超えてエンジン内部に混入する。

多 数のバキュームホース、シーケンシャルツインターボの制御用チャンバー、ソレノイドバルブがあるのも同車ならでは。バキュームホースの破損や抜けにも気をつけたい。
点火系は前後ローターのトレーリング側コイルが各1個。リーディング側は前後共通の同時点火で1個。プラグとはプラグコードを通してつながり、コードの役割は大きい。
インジェクターは1ローターにプライマリー550㏄/分(写真)とセカンダリー850㏄/分の2本。ロータリーの構造から噴射孔の汚れも生じる。洗浄して再利用するか、新品に交換する。
エンジンハーネスのチューブ欠損や内部配線の変化も起こり得る。FD3Sは新品が供給されており、エンジン脱着時にリフレッシュが可能。ちなみにデモカーはフルコン制御。
スロットルは3バレル式で、回転がストールしやすい性質。冬場のファーストアイドル不調の原因はスロットルに付随するサーモワックスが可能性大。単品でパーツが出ないので、スロットルAssy交換になる。

【Check Point】タービン⇒常時ツインターボ化でフィーリングと長寿命を両立

13B-REWは負荷に応じた制御でエンジン性能を引き出すシーケンシャルツインターボが特徴だ。

しかし、機械的な仕組みゆえにフラットな吹け上がりを求める向きには気になる特性であり、ターボの過給能力も一方を余らせることになる。パンスピードの推奨はフィーリングの向上と長寿命化を満たす常時ツインターボ化だ。

同容量のプライマリーとセカンダリーのターボが対になる純正タービン。常時ツイン化は吹け上がりに唐突感がなくなり、上までフラットに回る。走りやすく、同時に寿命の延長にもつながる。

Part3は……

Check Point:冷却系、駆動系、フロア周りをお届け!

7月29日 19:10~配信予定


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