2026年8月14日(金)、この日も朝から晴れのいい天気となった。このラリーウィークを通して天候は、朝は曇っているものの、日中は晴れ。時折軽く雨が落ちてくることがあっても雨季というイメージとはかけ離れており、バケツをひっくり返したような大雨に見舞われることはなかった。この日も同様で、日中の陽射しは非常に強く、ヌタヌタとかグチャグチャというコースは出現しなかった。
最終日となるSS6は60kmにも満たない短めのコースであることからも、最終日一日前のこの日をしっかり走り切り、少しでもポジションアップを、とプッシュしたいところである。しかしこの日も午前中のSS前半では、上位の多くの車両がミスコースを喫し、右往左往する状況が生まれていた。

そんななか、この日のベストタイムをたたき出したのはMana Pornsiricherd/Kittisak Klinchan組(No.102 TOYOTA GAZOO RACING THAILAND/トヨタ・ハイラックスTravo/T1D)で、2時間42分15秒。これに4分遅れて2番手になったのが田口勝彦/保井隆宏組(No.106 Team MITSUBISHI RALLIART/三菱トライトン/T1D/2時間46分17秒)である。田口選手はこの5日間の合計タイムで総合首位をキープ。これまでは前日のタイム順がスタート順になっていたが、最終日だけは暫定総合順位の通りに出走することとなるため、明日の最終日には1番手スタートで臨むこととなった。

田口選手は「今日は、マナ選手との差を2分半以内に抑えようと午前中はプッシュしました。しかし、道に迷ったりもして逆にマナ選手に抜かれるという状態で、午後もプッシュして走ることとなってしまいました。ただ今日一日を振り返ってみるといい感じに終われたというところです。明日はパンクしないようにミスコースもしないように、もちろんそれでいてちゃんと攻めていければと思っています」とコメントしてくれた。

3番手には、いすゞのSuwat Limjirapinya/Prakob Chaothale組(No.110 ISUZU SUPHAN TRANE TITANIUM YOKOHAMA NEXZTER RALLY TEAM/いすゞD-MAX/T1D)が入り、それに続く4番手に2時間49分51秒で番場 彬/藤田めぐみ組(No.119 CUSCO Racing/三菱トライトン/T1D)が入った。「午前中はどこが正解かわからないという感じのルートに迷いタイムロスをすることになりましたが、慎重に走ったこともあって比較的大きなロスにはならずに済みました。ちょっと気になったので、午後に向けた昼のサービスでリアサスを交換してもらいまして、午後は無理なく楽しみながら走ることができました。現在7番手ですが、明日もこの調子をキープしてシングルフィニッシュを目指します」とコメントしてくれた。

今大会初参戦の鎌田卓麻/柳川直之組も6番手タイム(2時間51分12秒)、さらに、8番手には小出一登/千葉栄二組(2時間52分25秒)、9番手に柳澤宏至/加勢直毅組(2時間52分31秒)、10番手には新田正直/染宮弘和組(2時間54分09秒)と多くの日本人ペアもこの日を無事に走り切っている。

長いようでやはり短かったAXCR2026は明日最終日を迎える。総移動距離は239.32kmとそれなりにあるが、競技区間となるSSは連日の1/3ほどとなる58.62km。ここで今年最後の戦いが行なわれることとなる。
