初日に続いて2日目もコースの変更が行なわれ、昨日に続いて混とんとしたAXCR2026。すでに2輪部門では、ケガをして競技を離脱する者もあらわれているほどだ。

初日にスタートダッシュを決めた鎌田卓麻/柳川直之組(No.120 Team TEIN/トヨタ・ハイラックスGRスポーツ/T1D)が先頭スタートとなるこの日、SSこそ大幅に短縮されたものの、ホテルからスタートポイントまでの移動は3時間を要し、フィニッシュ後も2時間ほどの移動があり、競技以上にリエゾンも大変なコースが設定されていた。

SS2を制したのは、Mana Pornsiricherd/Kittisak Klinchan組(No.102 TOYOTA GAZOO RACING THAILAND/トヨタ・ハイラックスTravo/T1D)

天候は曇りであったがスコールに見舞われることもなかったようだが、ミスコースをした車両との正面衝突があったり、前車に追突したりといったトラブルも発生。泥濘地のマディセクションもひどく、ラジエーターの詰まりなどでパワーが出なかったという車両も。さらにロードブックがちゃんと合ってない、と右往左往するチームも続出していた。

このハードな1日を終えて、SS2を制したのは、Mana Pornsiricherd/Kittisak Klinchan組(No.102 TOYOTA GAZOO RACING THAILAND/トヨタ・ハイラックスTravo/T1D)の1時間8分10秒。以下7位までタイ人ドライバーが並び、日本人最上位となる11番手に入ったのが番場 彬/藤田めぐみ組(No.119 CUSCO Racing/三菱トライトン/T1D/1時間13分3秒)。続く12番手に田口勝彦/保井隆宏組(No.106 Team MITSUBISHI RALLIART/三菱トライトン/T1D/1時間13分30秒)が付けた。

番場選手は「午前中は田んぼを耕しに来たのか?というくらいのマディセクションでラインをうまく選びスムーズに走れました。午後はスタートしてすぐに前からナタポン選手(No.107 TOYOTA GAZOO RACING THAILAND)がやってきて、2台でうろうろしながら、ロードブックに惑わされた時間となってしまいました。マシンのほうは大きなトラブルもないですし、明日もジェントルな走りを自分に言い聞かせながら望みたいと思います」とコメントしてくれた。

この日3番手タイムをたたき出した新田正直/染宮弘和組(No.135 Tras POWER135 TRD HILUX/トヨタ・ハイラックス/T1D)。
田口勝彦/保井隆宏組(No.106 Team MITSUBISHI RALLIART/三菱トライトン/T1D)は12番手でこの日の走行を終えた。

日本人3位となる15番手に新田正直/染宮弘和組(No.135 Tras POWER135 TRD HILUX/トヨタ・ハイラックス/T1D/1時間16分00秒)が入った。今回で5年目のAXCRへの挑戦となる新田選手は、コンポジット製品成形メーカー「Tras」代表で、この車両には、地球環境に配慮した持続可能なスイスBcomp社の天然繊維(亜麻でできたナチュラルファイバープリプレグ)をボディ外板に使用した特別な一台。初日にコースオフして左フロントフェンダーを大きく損傷したものの、一晩で修復。この日は足回りのセットを変更して走行をスタートさせていた。「初日は足回りのセッティングが決まってなくて、変更したらこれが見事にハマって、後半セクションは本当に気持ちよく走れました。今回初ペアとなった染宮選手は指示が的確で注意するポイントなどもわかりやすく走りやすかった。それがこの結果につながったんだと思います」とコメント。

車両がホテルに到着すると、洗車場へ行って車両の水洗いをしたのちに本格的な整備作業に取り掛かる。

青山3日目となる明日8月12日(水)は、ルートはナコーンサワン周辺を周るループ(出発地と同じホテルまで戻ってくる)ルート。総移動距離は330.25km、SSは146.04kmとなる。チームは同じ宿に宿泊するため、体力的には少し楽なスケジュールとなる。