使い勝手に優れた働くBEV 滑らかで力強い発進力は圧巻

基本は商用車ながら洒落た雰囲気で個人ユースにも向いているN-VANのBEVがN-VAN e:だ。

エクステリア

13インチタイヤ、クリアタイプのテールレンズ、車名ロゴ下の「e:」がエンジン車と異なるポイント。フロントは専用デザイン、中央配置のナンバープレートも識別ポイントだ。最小回転半径は4.6m。

助手席もないひとり乗りの「G」、運転席後ろにシートがあるふたり乗りの「L2」は商用特化、4人乗りで装備も充実した「L4」と「FUN」は個人ユース向けとなっている。

インストルメントパネル

縦ビードのドアトリムを含めて、インテリアはN-VAN e:専用デザイン。EVらしくメーターは7インチ液晶タイプとなっている。助手席のない仕様では、助手席側のエアコン吹き出し口を省略した専用インパネとするこだわりぶりだ。

軽自動車はエンジン車とBEVの違いが最も明確で、メリットが大きいモデルでもある。何しろ最大トルクは660㏄自然吸気の64Nm、ターボの104Nmに対して、電気モーターは162Nmもあるのだ。しかもエンジンはある程度回転数が上がらないと有効なトルクが出てこないが、モーターは発進時から力強い。軽自動車としては大きく重く、荷物を搭載することも多いN-VANでは恩恵が大きい。静かで低振動という快適性もエンジン車とは別モノと言えるほどだ。

居住性

発進時から力強いとはいうものの、グイッと乗員を脅かすような品のない走りはしない。アクセル操作に対してあくまでリニアに、しかも穏やかさがある。商用車として使う際に荷物が転がることなどないようにとの配慮によるものだが、乗用車としても快適だ。

うれしい装備

月間販売台数           477台(25年7月~12月平均値)
現行型発表            24年6月
一充電走行距離※WLTCモード電費  245㎞

ラゲッジルーム

乗り心地はN-BOXなどに比べるとさすがに硬い。ライフの長いタイヤや荷物満載でも耐えられるサスペンションなどがその要因。それでいて背が高いのでコーナーでのロールは大きめである。楽しげで使い出のあるモデルだが、快適性や運転の楽しさは乗用車ほどではないことは理解した上で選びたいモデルだ。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.175「2026年 軽自動車のすべて」の再構成です。

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