荷室空間の広さは商用車特権 乗用車並みの乗り心地も好感

いま商用車でありながら、一般ユーザーにも注目され、愛用者が増えているのがアトレー。

エクステリア

アトレーの中でも個性派と言える「デッキバン」は、ボディ後方に軽トラのような荷台を装備。軽トラほど広くなくていいけど、外積みできる荷台が欲しいという人にうってつけだ。最小回転半径は4.2m。

荷室の広さと使い勝手が良いのはワンボックスタイプの商用車ならではだが、実は、アウトドアはもちろん、左右分割の後席を水平に床下格納すれば1820㎜もの長さのフラットフロアが出現することから、車中泊にも適しているからだ。アウトドアでの仮眠、車中泊ではリヤのポップアップウインドウも換気に役立つ。

インストルメントパネル

デザインは乗用系モデルと大差ない洗練された雰囲気で、「X」以外にはオートエアコンも装備される。中段にトレーを設けるなど、商用車としての実用性も追求。スマホ連携ディスプレイオーディオはメーカーオプションだ。

オプションのラゲッジボードを用いれば荷室を上下2段にでき、17ヵ所のボルト取り付け穴を活用すればマイルームのように使うことも可能。さらに収納式デッキボードセットを導入すれば上段がベッドルームに変身する。

居住性

そんなアトレーには特装車となる4座+オープンデッキスタイルの「デッキバン」も用意される。レトロっぽいデザインで、都会の遊びグルマとしても注目されそう。カスタマイズするのも楽しいだろう。全車、ターボエンジンを搭載し、FF/4WDが選べるアトレー、「デッキバン」の走りは、意外にも軽乗用車から乗り換えてもまったく遜色なし。自然吸気車でもトルキーで走りやすく、乗り心地にしても一般ユーザーがホビーカー、アウトドアカーとして使ってもまず不満が出ないであろう仕上がりなのである。

うれしい装備

デッキバンは開口部幅1345㎜のテールゲートを装備。内側のフックが荷物を固定するのに役立つ。
月間販売台数   1964台(25年7月~12月平均値)
現行型発表    21年12月(一部仕様変更 24年11月)
WLTCモード燃費  14.7㎞/ℓ

荷台

ただし、前席のシート座面が短めで前下りに感じられることと、「デッキバン」の場合、後席使用時にはヘッドレストが後方視界を狭めてしまうところが惜しまれる。とはいえ使い勝手の自由度は文句なしだろう。

※本稿は、モーターファン別冊 ニューモデル速報 統括シリーズ Vol.175「2026年 軽自動車のすべて」の再構成です。

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