屋外の電源確保に「持ち出しやすさ」という視点

カスタムジャパンは2026年10月1日、整備工具総合ブランド「ProTOOLs(プロツールス)」の新商品「1800Wインバーター発電機」の予約受付を自社ECサイトで開始した。キャンプや屋外作業での利用に加え、災害による長期停電への備えも想定したガソリンエンジン式の発電機だ。発売に合わせたキャンペーンは、11月4日正午まで実施する。
特徴は、発電性能だけでなく、保管場所から取り出して車に積み、現地で設置するまでの使い勝手に目を向けた点にある。屋外で電気を使うには、電源そのものを使用場所まで運ばなければならない。本機は車輪と伸縮式ハンドルを備え、さらに条件付きで横置き積載に対応することで、持ち運ぶ際の負担軽減を図っている。
本体の大きさは全長530×全幅320×全高430mm、重量は約24kg。軽々と抱えて歩ける重量ではないだけに、転がして移動できる構造は、保管場所や車から使用地点まで距離がある場面で役立ちそうだ。日常のレジャーと非常時の備えを、運搬のしやすさから支える製品といえる。
燃料を残したまま横置き積載に対応

運搬面で注目されるのが、専用タンクとキャブレターによる横置き対応の構造だ。エンジンを停止して十分に冷却し、燃料コックと通気レバーをOFFにするなど、所定の手順を踏めば、ガソリンを入れた状態でも牽引ハンドル側を下にして積載・保管できる。
車の荷室では、高さやほかの荷物との兼ね合いで、積み方が制約されることもある。縦置きに加えて横置きを選べる設計は、限られた空間に収納する際の選択肢を広げる。ただし、横置きが認められるのは停止・冷却後の運搬と保管に限られ、寝かせたまま運転することはできない。
本体には収納式の牽引ハンドルと、オフロード対応の大型車輪を搭載した。同社によると、移動時の前後の重量バランスを50対50にすることで、ハンドルを引き出して本体を傾け、スーツケースのように引いて運べるという。持ち上げ続ける負担を減らし、車からキャンプサイトや作業場所への移動を支援する仕組みだ。
運搬前の停止や冷却まで含めて扱い方を理解することが、この構造を活用する前提となる。横置きできるという特徴と、その際に必要な手順をセットで確認しておきたい。
定格1.8kVA、多彩な端子で機器に給電

発電には無鉛レギュラーガソリンを使用し、4ストロークエンジンとインバーターによって交流100Vを供給する。定格出力は1.8kVAで、交流出力は合計18Aまで。50Hzと60Hzの切り替えにも対応している。
出力波形には、パソコンやスマートフォンなどの精密機器への給電を想定した純正弦波を採用した。総合ひずみ率を示すTHDは3%未満としている。操作パネルには交流コンセント2口、直流12V・8Aのシガーソケット、USBの5V端子2ポートを集約。USB端子はそれぞれ2Aと1Aに対応し、接続する機器に合わせて使い分けられる。
あらかじめ蓄えた電気を使うポータブル電源に対し、発電機は燃料を使ってその場で電気を生み出す。用途としては、屋外の照明や調理家電、DIYで使う電動工具への給電のほか、停電時の通信機器や冷蔵庫用電源、ポータブル電源への充電などを想定している。使用時には、接続機器の必要電力を確認することが欠かせない。
燃料タンク容量は4.2リットル。負荷に応じてエンジン回転数を調整するエコスイッチを備え、連続運転時間の目安は、エコ機能を使った4分の1負荷時で約8時間、定格負荷時で約3.5時間となる。また、別売の専用ケーブルで2台を接続すれば、最大3600Wの並列運転にも対応する。
非常時の活用には設置場所と操作の確認を

本機は、初めて扱う人への操作案内にも配慮している。本体ラベルや付属の「かんたん操作ガイド」に始動手順を図解で掲載し、日本語ラベルによって給油時などの確認をしやすくした。始動方式はリコイルスターターで、保証期間は購入から12カ月だ。
一方、ガソリンエンジン式のため、排気ガスに含まれる一酸化炭素への注意が必要になる。屋内はもちろん、テント内や車内でも使用できない。窓やテントから離れた、十分に換気された屋外の水平な場所に設置する必要がある。車中泊での電源として検討する場合も、運転場所は車外となる。
雨や雪で本体がぬれる場所では使用できず、建物の屋内配線や商用電源への直接接続も禁止されている。停電への備えとして導入する際には、収納場所だけでなく、安全に運転できる場所をあらかじめ確認しておくことが大切だ。片付ける際も、停止直後の高温部分が十分に冷めてから積み込む必要がある。
メーカー希望小売価格は8万4800円(税込)。公式ECサイトでは、10月6日時点で1台7万2800円(税込、税抜6万6182円)と案内されている。新発売キャンペーンは11月4日正午まで実施。適用条件や最新の出荷予定日は商品ページで確認できる。発電能力に加え、積載方法や移動経路、使用場所まで含めて検討したい一台だ。
画像ギャラリー















