ヨー旋回を感じるためのポジション&セッティング

ドライビングポジションは、ヨーモーメントを的確に感じ取れるためにも重要だ。シートは寝かせ気味にし、背中と肩をしっかりと密着させ、タイヤからのインフォメーションをカラダ全体で感じ取れるようにする。
座席位置は、太腿が浮かないよう注意が必要。なお、荷重をコントロールするためのブレーキのリリース操作は、かかとをつけて行うのが基本だ。
クルマのステアリング特性としては、アンダーステアやニュートラルよりも、ややオーバーステア気味のほうが練習しやすく、体得がスムーズ。クルマをオーバーステア特性にするセッティングは、『リアの車高を上げる』『リアのトーをアウト寄りに調整する』のが、その代表格。
ほかにも、ウイングを装着している場合は外す。L.S.D.は効かせ過ぎない。サスは軟らかめ。ブレーキパッドはコントロールやリリース性に優れたものを使う。そして、タイヤはグリップ性能が高過ぎないものを選ぶほうが、荷重やグリップ感の変化がつかみやすく、技術を習得しやすい。
トレーニングは、まずはクローズドの広場など、安全な場所での反復練習が理想だ。サーキット走行に慣れている人は、リアの巻き込みが顕著なコーナーでコツをつかむのが効果的。
サーキートごとにオススメのコーナーを挙げると、富士なら1コーナーやGRスープラコーナー(現GR GTコーナー)。鈴鹿は逆バンク、岡山国際は1コーナー、菅生は1〜2コーナー。オートポリスは最終コーナーで、車速と慣性の関係から『リアを回して曲がる感覚』を体得するのに最適なポイントだ。
全身をセンサーにしてクルマの動きを正確に感じ取る
ヨーを活かした旋回は、クルマの挙動を正確に感じ取ることが何より重要。そのためには、正しいドライビングポジションが欠かせない。シートはやや寝かし気味にすると、クルマの動きや荷重変化を感じ取りやすく、操作の再現性も高まる。

上の画像はよい例。シートは寝かせ気味にして肩を浮かせない。

続く上の画像は悪い例。肩が浮くと、クルマの挙動を感じ取りにくい。
クルマの挙動は、太腿から腰、背中に掛けてカラダ全体で感じ取る。シートは寝かせ気味にして、ステアリングを深く切っても肩が浮かないポジションが理想だ。シートを立て過ぎると肩が浮きやすく、得られる情報量が減り、正確な操作が難しくなる。

アプローチの減速は直進状態で完了させる。タイヤのグリップを縦方向に集中させるためだ。ブレーキは足の腹で踏み込み、一挙に減速。その後、リリースしつつ、縦から横方向へグリップを移し、スムーズに旋回姿勢へとつなげていく。

ブレーキのリリースはヨーコントロールの要。ペダル操作は力の加減がしやすいように、かかとをフロアにつけて行う。ブレーキは一気に戻さず、ステアリング操作と連動させ、荷重変化を感じながら、ゆっくりと抜いていくのがコツだ。
愛車は元ENDLESSのデモカー 自身好みにチューニング中

子供の頃から大のクルマ好き。初のマイカーはこの純白のGR86だ。ENDLESSの元デモカーで、運よく手に入れることができた。チューニングも好きで、自身でもいろいろと手を加えている。

サスキットはENDLESSのFUNCTION-IMA Ver.SC(フロント7kg/mm リア6kg/mm)で、ブレーキはENDLESSのキャリパーキット(フロントM4 リアS2)をセット。マフラーはFUJITSUBOのARを備え、ECUはMAX ORIDOでの書き換え。
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