カロッツェリアのディスプレイオーディオラインナップ
カロッツェリは2024年の新製品としてDMH-SF900をリリースしてディスプレイオーディオのラインナップを完成した。とはいえDMH-SF900は10インチディスプレイにルミナスバーなど高機能なハイエンド機で実勢価格は10万円程度。

そこで今回、9インチのミドルレンジモデルとしてDMH-SF600を発売。最新モデルとして十分な機能と性能を持たせつつ、実勢価格で7万円程度とお求めやすくなっている。

Apple CarPlayもAndroid Autoもワイヤレスで接続
DMH-SF600はDMH-SF900同様、Apple CarPlay/Android Autoとの接続はワイヤレス。USBソケットが埋まってしまうこともないし、ダッシュボードまわりにケーブルが無いのはスッキリして良い。

ルミナスバーなどは無いが画面構成はDMH-SF900とあまり変わりなく、複数機能(ナビ、オーディオなど)を同時表示させていてもわかりやすい。ショートカットキーを同時表示させておく「スプリットスクリーン」や、ワンタッチでスクリーンモードを変更できるのも便利だ。


専用アプリ「PxLink」でさらに使いやすい
専用アプリ「PxLink」を使えば、楽曲の再生/停止やイコライザー設定、FMラジオへの切り替えなど、40種類の操作キーからよく使うものを選択してスマートフォンの画面上に配置可能。ディスプレイにはApple CarPlay/Android Autoの地図画面などを表示したまま、多彩な機能をスマートフォンから操作することができるのだ。


『楽ナビ』譲りのオーディオ調整機能
「フルカスタム高性能48 bitデュアルコアDSP」など高音質パーツを採用し、車室内で最適な音場を創り出す「タイムアライメント」や「13バンドグラフィックイコライザー」「ネットワークモード」、圧縮音源をCDに迫る高音質で再生する「アドバンスド・サウンドレトリバー」など多彩なオーディオ調整機能を搭載しており、手軽に臨場感のある音楽が楽しめる。本体だけでも高性能だが、カロッツェリアの音響パーツでカスタムすればまさに鬼に金棒だ。
旧車オーナーにもありがたい1DINスペースで装着可能!
DMH-SF600を装着したデモカーはスズキ・ハスラー。軽自動車だけに9インチでも十分な大画面だ。純正オプションのカーナビもビルトインの9インチだが、同サイズでもDMH-SF600はフローティングタイプなのでより大きく見える。

フローティングタイプはディスプレイが本体を設定しているDINスペースからは浮いているため後付け感は否めないが、その分、DINスペースに縛られないディスプレイサイズが選べるし、見やすい角度や操作しやすい位置に調整することもできる。何より、設置場所が1DINで済むのでスペースに制約がある車種でも大画面が利用できるメリットは大きい。



また、ハスラーにはDMH-SF600の他に、
・フロントスピーカー(TS-C1740S)
・サブウーファー(TS-WX140DA)
・インナーバッフル(UD-K626)
・サウンドチューニングキット(UD-S701)
を装着してトータルで音響環境をセッティングしていた。


インナーバッフルやサウンドチューニングキットといったひと手間はあれど、フロントスピーカー(+トゥイーター)とサブウーファーの設置でとても軽自動車とは思えないサウンド空間になっていたのは驚きだった。これだけハッキリ違いがわかるなら、ディスプレイオーディオと合わせてスピーカーなども凝ってみるのもありかもしれない。
パイオニア/カロッツェリアならではのトータルコーディネート
DMH-SF600はもちろん、カロッツェリアのディスプレイオーディオはこのように拡張性が大きな魅力でもある。カロッツェリアが誇る高品質なサウンドシステムを組むことで上質なサウンドが楽しめるだけでなく、パイオニアのカーナビアプリ「COCCHi」を利用すれば、本家に及ばないまでも『楽ナビ』に近いナビゲーションも可能なのだ。

せっかくのディスプレイオーディオでスマホナビを大きな画面に映すだけでは勿体無い。オーディオも含めてカーAVシステムを組んでみては如何だろうか。
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