毎日のお出かけが楽しくなる！ ホンダNシリーズの組み合わせがカッコ可愛い『ディーン・クロスカントリー』
ディーンのホイールでおしゃれでカジュアルな軽に乗る!!
クルマはホイールひとつだけでも雰囲気が変わる。色も重要だし、車高を含めたトータルでの作り込みに強く影響を与えるのがホイールカスタムだ。
今回クローズアップするクリムソンの人気モデル「ディーン・クロスカントリー」は、唯一無二のスタイル、レトロな雰囲気、ときに武骨さを、そして可愛らしさを演出する。スチールホイールを連想させるクラシカルな造形、センターキャップの有無でガラリと趣を変える二面性など、コーディネイト次第でその魅力を七変化できる一本だ。
そんな個性派である「ディーン・クロスカントリー」を“素材”として活用したのが、車両販売からカスタムまで得意とするプロショップの「ジャッツ」。いままでもオーソドックスなSUVからピックアップトラックまで、様々なカスタムを提案してきたが、今回のベース車はホンダの人気KカーであるNシリーズ。カスタム費用の総額という部分も考慮して、手数自体は最小限にして、ホイールコーディネイトを披露。
純正車高＋キャップを外した「クロスカントリー」を履かせたガンメタ車は今どきのアウトドア感もさり気なく演出。ローダウン＋キャップ付きでコーディネイトしたN-BOXはカッコカワイイ系のストリート仕様を意識。確かに手数は少ないが、ホイールが効いていることを実感する仕様に仕上がっている。
さらに「クロスカントリー」のらしさを引き立てているN-ONEは、塗装を施したブラックバンパーとの色合いも良く、スポーツ＆ワイルドな仕立て。数多くのカスタムを手掛けてきたジャッツのプロデュース力が垣間見える。中古車のタマ数が多いNシリーズを使った、ちょい足しカスタムコーディネイトは、普段の足として、奥様のお買い物クルマとしてなど、カーライフを楽しむ選択肢が広がる提案だといえるだろう。
センターキャップの有無で「キャラ変」可能
純正車高＋ATタイヤでプチアクティブ仕様【N-BOX】
実はこのガンメタのNボックスは、車高は純正でホイール&タイヤのみ変更しただけの個体。しかし“違う”感がプンプン漂っている。ポイントはやはりホイールで、助手席側はキャップをつけたが運転席側は外すことで武骨さをアピール。そこに、新しいオフロードの可能性を発掘・提案するマッドスタータイヤのラジアルA/Tを組み合わせた。適度にゴツゴツしたスタイル、存在を主張するホワイトレターのタイヤが、ホイールとの相乗効果で、少ない手数ながら素材＝クルマにアウトドア感を付与する。サイズも控えめな14インチ、しかも車高を変えずにコレなのだから、普段使いをメインとした場合でも頼もしい。販売台数が多いベース車だけに、少しでも周囲との差別化を図りたい。そんなオーナー＆予備軍を満足させる仕上げといえよう。
ちょい下げ＋オンロードタイヤの15インチストリート仕様【N-BOX】
ホワイトのN-BOXは、ダウンサスにてローダウンし、上の車両よりも1インチ大きな15インチをセットアップ。極端に下げたワケではないが、トータルでのバランスが絶妙で、ストリートメインのクルマとしてイイ感じのローフォルムに仕上がっている。メッキセンターキャップ付きのクロスカントリーがよく似合うコーディネイトだ。タイヤもホワイトレターとかはなく、デュラターンのコンフォート志向のストリートタイヤをチョイス。ローダウン＋ホイール＆タイヤとコチラも手数は少なめで、それでコレだけ雰囲気が一変する。このようにカスタムした車両を「ジャッツ」ではコンプリートカーとして用意している。
丸目キャラとホイールの印象がベストマッチ【N-ONE】
2台のN-BOXとまた違うキャラクターを魅せるのがこのN-ONE。ホイールは、同じく「ディーン・クロスカントリー」。ユニークなのは、当車は前後の純正バンパーを艶消し黒で塗装していること。ホイールのサイズは14インチ、タイヤの肉厚が出るようなセットアップ。ホワイトレターの『マッドスターラジアルA/T』を選択している。N-BOX2台とは“変わった”部分の面積は大きいけれども、絶対的な手数はやはり少な目。それでココまでワイルドな雰囲気に仕上がるのだから、面白いサンプルと言えよう。いたずらに手数をかければ良いというモノではない、さり気なく“違う感”を演出した1台というワケだ。このN-ONEも「ジャッツ」の販売車両。中古でもその年式を感じさせないイマドキ感を実現した注目スタイルだ。
■タイヤ：マッドスタータイヤ・ラジアルA/T（175/65 R14）
箱根湯本の隠れ家的カフェも併設【OOT CO. STORE & CAFE】
今回の撮影場所は「ROOT CO. STORE & CAFE」。同社はアウトドア向けのモバイルギアブランドとしてスタートし、スマホカバー、そのスマホカバーにつけるカラビナ、ストラップ等を販売。アパレルも扱っていて、襷がけできるストラップをつけたスマホを、そのままポケットに入れることができるシャツ、パンツなど、それぞれのアイテムが連動＆より便利に使えるアイテムを展開している。そのオフィシャルショップが箱根湯本の地にあり、今回の撮影で訪れた。併設されたカフェで、ゆったり寛ぐ……なんて人も多いそう。箱根湯本駅から少し離れているが散策がてらに歩いてもいける。駅前は観光客が多いが、コチラは静かでのんびりできる。
■住所 神奈川県足柄下郡箱根町湯本192-3
■電話 0460-83-9471
STYLE WAGON（スタイルワゴン） 2025年10月号 No.358 より
