ミニバンの頂点へ──マイバッハVLSという新領域

メルセデス・ベンツは2026年3月、新型の高級電動ミニバン「VLE」をワールドプレミアしたが、その展開はそれだけにとどまらない。

メルセデス マイバッハ VLS ティザーイメージ

すでに上位モデルとして「VLS」の投入が予告されていたが、さらにその頂点に位置する存在として、「マイバッハ」ブランドの導入が明らかになった。ミニバンとしては初のマイバッハとなる。

メルセデス・ベンツヴィジョン Vコンパクト

メルセデス・ベンツは今後、2系統の電動ミニバンを展開する。ひとつはすでに発表されたVLE、もうひとつがコンセプトカーVision Vとして公開されているVLSだ。今回のマイバッハ仕様は、このVLSをベースに開発される。

その名称はメルセデス・マイバッハ VLSとなる見込みで、ブランドはこれを「比類なきグランドリムジン」と位置づける。ターゲットは“最高の期待”を持つ顧客層、すなわちラグジュアリーの頂点を求める富裕層だ。

公開されたティザー画像では、Dピラーに配されたマイバッハのエンブレムやクローム仕上げのウィンドウサラウンド、専用ボディカラーなどが確認できる。

室内についても、広大な空間とともに「後席乗員への妥協なき快適性」と「高度なデジタル体験」を実現するとしており、従来の高級ミニバンの枠を超える存在となることが予想される。

発表時期は明らかにされていないが、標準モデルのVLSとともに、4月末に開催される北京モーターショーでの公開が有力視されている。

高級ミニバンというカテゴリーにおいて、ついに“頂点”が登場することになる。日本でもラグジュアリーミニバンは一般的だが、その常識を塗り替える存在となる可能性は高い。

ついに世界に姿を見せるミニバン界の「ラスボス」。高級ミニバンを見慣れた日本人には、大きな衝撃を与えることになりそうだ。