SUVとは思えない低さ! エアロパーツに頼らない圧倒的存在感

イベント会場で思わず二度見してしまうクルマというのは確かに存在する。小谷さんの80ハリアーも、まさにそんな1台だった。

アーバンSUVとして高い人気を誇るハリアー。しかし、会場で目に飛び込んできたその姿は、一般的なSUVのイメージとはまったく別物。極限までローダウンされた車高は、もはやセダンやクーペのスタンス系カスタムを連想させるほど低い。

しかも驚くべきは、そのスタイルを派手なエアロに頼らず実現している点だ。

フロントバンパーもサイドも、基本は純正のまま。それにも関わらず、異様なほどの存在感とオーラを放ち、多くのギャラリーを惹きつけていた。

以前は30プリウスでスタンス系カスタムを楽しんでいたという小谷さん。しかし、プリウスではホイールサイズ選択に限界があり「もっと深いリムのホイールを履きたい」という想いを常に抱えていたそう。

そこで次なるベース車として選んだのがハリアーだった。

SUVならではのボディサイズを活かせば、より迫力あるホイールセッティングが可能になる。そう考え、自分の理想とする“超ディープリム仕様”を目指して製作をスタートした。

そして辿り着いたのが、ワーク・グノーシスCVFの20インチ。なかでもリアサイズは10J、オフセットはなんとマイナス20。アウターリムは100mmオーバーという、強烈すぎるスペックだ。

当然ながら、このサイズを普通に履けるわけがない。

まず導入したのがエアフォースのエアサス。イベント時には地面スレスレまでローダウンしながら、実用性もしっかり確保している。そしてフロントはキャンバーボルトと長穴加工、さらにアッパーアームの変更によってセッティングを煮詰め、リアにはT-DEMANDのフルアームを投入。徹底的に足まわりを作り込むことで、異次元のローフォルムを成立させている。

そのシルエットはまさに圧巻。SUV特有の腰高感は完全に消え去り、低くワイドなプロポーションによって、まるで高級スポーツセダンのような迫力を獲得していた。

さらに足元で存在感を放つのが、神風製ブレーキキット。キャリパーやローターハウジング部分には鮮やかなオレンジカラーを採用。ブラックやグレーを基調としたモノトーンスタイルの中で、差し色として強烈なインパクトを発揮している。

派手なボディ加工ではなく、“低さ”と“ホイール”で魅せる。そんな王道スタンススタイルをSUVで実現している点こそ、このハリアー最大の魅力だろう。

近年、SUVカスタムはリフトアップ系やアウトドア路線も人気を集めている。しかし小谷さんのハリアーは、その流れとは真逆を行く存在。SUVを極限まで低く、そして美しく仕上げることで、新たな可能性を提示していた。

TOYOTA HARRIER(令和7年式)

OWNER/小谷さん

SPECIFICAIOTN
⚫️ホイール:ワーク・グノーシスCVF(20×10.0-10/-20)⚫️タイヤ:ハンコック(245/30)⚫️サスペンション:エアサス=エアフォース⚫️チューニング:アーム類=T-DEMAND、ブレーキ=神風

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期日:2026年4月12日(日)
場所:ふじてんスノーリゾート
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PHOTO:秋元栄二郎

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