
悪路もねじ伏せる、タフネスフォルム【Extreme Style】
TRDのもうひとつの提案、それが”ラリー=オフロード”の「エクストリーム スタイル」。 SUVらしい力強いラインを取り入れつつ、オリジナルのブラックアウトを巧みに利用することで視覚的リフトアップ効果も狙ったスタイルだ。
もちろん「アグレッシブ スタイル」と同様、各エアロパーツには空力性能もしっかりと取り入れられている。空力性能的な方向性は走行安定性を重視して前後バランスが図られているが、サイドスカートとリヤバンパースポイラーは設定されておらず、フロントバンパー、オーバーフェンダー、トランクスポイラーでバランスされる。
具体的には、フロントバンパーのセンター部で積極的にフロア下へ導風した空気をリヤへ促し、両サイドのカナード形状でダウンフォースを生みフロントリフトを抑制させる効果を発揮させている。

オーバーフェンダーは、空力性能がとても高いとされるフェンダーエリアに、GTマシンで取り入れている形状を採用することで、サイドを流れる空気を徹底整流する。それにより横風の影響を受けたときでさえも、体勢が乱れにくい直進安定性を実現。スタイルもそうだが、タフな走りを実感させてくれそうだ。
ちなみに、その性能に満足するまでに、同社は通常製品を開発する倍以上の解析、評価時間を掛けて突き詰めたという……まさにワークスの意地。
そのスタンスは、インテリアアイテムにも反映されている。それが、同社初製作の「スポーツシートカバー」。バケットシートの機能を取り入れたシートカバーとして、レーシーなデザインの中にドライバーをサポートする機能をたくさん盛り込んだプレミアムモデルだ。ポイントは、ドライビング中の腰のホールド性や疲労軽減に役立つエクスジェルⓇ入りパッドの装着。パッドはマジックテープで取り外しでき、5ミリ、10ミリ単位で体型に合わせて厚さを調整できるようになっている。
そして、シート座面に設けられたリブ(横方向の縫い目)とスエード調パンチングレザー生地。これは走行中のGでポジションがズレてしまうのを防ぐためのパターン&素材として採用されている。バケットシートには大概同じようなリブが入っているが、座面のリブは腰まわりを引っ掛けることで走行Gを受けたときもドラポジがキープできるという役目を担っている。ちなみに背面センターにある縦縫いは、ドライバーが自分の位置確認するためのものだ。
ほかにもドライビングに最適な生地やクッションなどを各部に採用することで、シートカバーの枠を超えたスペックを実現した。もちろんサイドエアバッグ対応、車検対応品としている。




オフスタイルに相応しいTRDロゴ入り「マッドフラップ」もラインアップされた。ラリー感をリアルに表現すべく、アルミプレ ートの採用や、リヤ用にはストラップも装着するなど本格的な仕上がりになっている。ただ、フル乗車時に輪留などに接触しないためなどの実用性、空力性能面も考慮し、サイズ感はややコンパクトな設定とした。


色変化による印象違いをチェック







※本記事は『STYEWAGON』2017年の記事を加筆・再編集したものです。


