
ベースは中古車市場でも比較的買い求めやすいNCEC型。狙いは、過度なチューニングで一発の速さを追うのではなく、ランニングコストを抑えながら長く走り続けられるスキルアップのトレーニング車。

エンジン本体はノーマル。吸気も純正エアクリーナーボックスを活かし、吸入空気温度の上昇を抑える方向とした。

一方で排気系は、純正エキマニを加工し、第二触媒部を含む中間パイプからマフラーまでをストレート構造へ変更。高回転域の伸びと吹け上がりを狙った仕様だ。ECUは現時点では未着手で、まずは車両を組み上げ、ここから実走を通じて煮詰めていく段階にある。
冷却系では大容量オイルクーラーを装着。ラジエーターよりも、まずはサーキット走行で厳しくなる油温対策を優先。
ブレーキはフロントにRX-8用キャリパー&ローターを流用し、前後ローターには熱に強い焼き入りタイプを採用。パッドは制動屋RM551+を組み合わせ、周回を重ねられるようにしている。

足まわりはセミスリックタイヤに合わせてスプリングレートと減衰力をアップ。現状はフロント12kg/mm、リア10kg/mmで、L.S.D.は未装着。あえて硬め過ぎず、適度にロールさせながら荷重移動とトラクションを学べるように仕向けている。

この日のゲストドライバー、阪口良平がテストドライブ。「軽さと2Lのパワーがあるので、バランスは取れている」と評価。一方で「サーキットに特化したつくり込みとして考えると、足まわりはまだ軟らかい」と指摘。さらに「L.S.D.未装着のため、ダブルヘアピンではイン側が空転しやすい」とも語った。
もっとも、「空転を感じられるということは、ちゃんと踏めているということ。それがあるから次のステップに移せる」と補足。今後は車高、スプリングレート、L.S.D.やECUなど、段階的にアップデートさせていく。

テストドライブの模様は近くYouTube REVSPEED Channelでもお届けする。
玉田自動車工業NCECロードスター 仕様内容
■純正エキマニ加工/第二触媒部ストレート化
■中間パイプ~マフラー フルストレート構造
■純正エアクリーナーボックス
■大容量オイルクーラー
■純正クラッチ&デファレンシャル
■TEIN車高調キット(F 12kg/mm R 10kg/mm)
■フロントロワアーム一部ピロ化
■フロントロワアーム一部強化ブッシュ化
■リアトーコントロールアーム強化
■RX-8用フロントキャリパー&ローター流用
■制動屋RM551+ブレーキパッド
■ADVAN A050(215/45R17)
■クロススピードHYPER EDITION RS9(17×7.0J inset 48)
■BRIDE ZETAⅣ
■TAKATA 4点式シートベルト
■玉田自動車工業
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