bond OSAKA
GX550

オンロード性能に磨きをかけて

ベースは2025年式のGX550バージョンL。ほぼ新車の状態から、ボンド大阪がこのようなカスタムカーへと仕上げた。ソニッククォーツとピアノブラックとで統一したエクステリアはとてもクリーンだ。
ベースは2025年式のGX550バージョンL。ほぼ新車の状態から、ボンド大阪がこのようなカスタムカーへと仕上げた。ソニッククォーツとピアノブラックとで統一したエクステリアはとてもクリーンだ。

ブランドミックスの神髄を感じさせるような「GX550」に出会った。バージョンLをベースとしたこの1台は、あらゆる資質を兼ね備えているこのプレミアムオフローダーの、オンロードスポーツ性能に磨きをかけたといえる。製作を担ったのは、あの手この手で唯我独尊にしてオンリーワンをつくるボンド大阪である。

まず足もとに注目すれば、彼らの狙いが見えてくる。威風堂々たるボディに負けず劣らずの24インチホイールはVOSSEN(ヴォッセ)だ。大人気を博したフィン形状(リップコンセプト)に、駄肉を極限まで省いた軽量スポークデザインを融合させたハイブリッドフォージドシリーズ「HFX-1」である。そこに組み合わせたタイヤは295/35R24もの極太なPARADA Spec-X。インセットの設定を加味すると、サイズ的には純正よりも75mm近くワイドになってくる。

絶妙なバランスのオーバーフェンダー

アーティシャンスピリッツとモデリスタを巧みに融合させた個性的なエクステリア。24インチ化したホイールに合わせたオーバーフェンダー、電動サイドステップとの共存を図るサイドスポイラー、リヤゲート&ルーフスポイラーなどがアーティシャンスピリッツ製。グロスブラックで彩られたフロントスポイラーやリヤスカートはモデリスタ製だ。いかにもボンド大阪らしいブランドミックスが、このGX550に唯一無二の個性を与えている。

そこでアーティシャンスピリッツ製のオーバーフェンダーを用いて、フェンダーにぴたりと一致させた。まるで後付け感を感じさせず、ホイールアーチが引き締まって見えるフェンダーデザインによって、ぐっと精悍な装いとなった。フェンダーから流れるように後方へと続いていくサイドスポイラー、そしてリヤゲート&ルーフスポイラーもアーティシャンスピリッツ製である。

一方でフロントスポイラーやリヤスカートはあえてモデリスタ製としている。異なるブランドなのに統一感を感じるのは、つくり手の審美眼もさることながら、「ホワイト×ブラック」で統一された色味に拠るところも大きい。ソニッククォーツのボディカラーに対して、フロントグリルやサイドミラー、ドアハンドル、Aピラー、ルーフなどをブラックアウトした。スポイラー類や、前後フェンダーの縁部分なども黒で統一している。先述したホイールもまた、多種多様なフィニッシュがあるなかで、あえてシンプルなグロスブラックにとどめているところがいい。

ブリッツの車高長で前後バランスを最適化

こうして完成したスポーティなスタイリングは、決して見た目だけに終始はしない。ワイドになった足もとを活かしきるため、サスペンションにブリッツ製の全長調整式車高調「ダンパーZZ-R」を持ち込んだ。GX550の場合、純正に見受けられる前下がりな車高を見直し、前後バランスの最適化を図ったもの。純正車両を基にした推奨値はフロント-24mm、リヤ-39mmとなる。なお、前後とも50mm近いローダウンが可能であり、減衰力32段階調整機能もつくため、現在、大径化したタイヤ&ホイールに合わせてベストアンサーを模索しているところだという。

それでも、まるで路面を鷲掴みにして走るような安定感を感じさせ、路面からのショックを一発で収束してフラットライドを保つ快適さも併せ持っていた。GX550自体に宿る質感の高さを含めて、確かにこの1台はプレミアムオフローダーからスポーツSUVへと舵を切っていた。

世界最高峰の悪路走破性をそっと内に秘めながら、唯一無二の個性と、さらに卓越したグランツーリスモ性を味わうことができる。こんなGX550なら、いつでも、どこまでも──自然とステアリングを握り続けたくなる。

REPORT/中三川大地(Daichi NAKAMIGAWA)
PHOTO/真壁敦史(Atsushi MAKABE)
MAGAZINE/GENROQ 2026年9月号

【問い合わせ】
ボンド大阪(ボンドグループ)
TEL 06-6972-9977
https://www.hosokawa.co.jp