速さだけでは語れない

上質な人馬一体感を追求

アバルトやアウディなど、欧州車チューニングの世界で確かな存在感を放つ「アドバンスステップ」。そのオリジナルブランド「La Buono(ラヴォーノ)」が手がけるND型ロードスターは、単に速さや派手さを追い求めたデモカーではない。テーマに掲げるのは、「大人の週末を豊かにするライトウェイトスポーツ」だ。

このクルマの最大の見どころといえば、何といってもボディダンパー&フロントメンバーブレースキット(8万2500円)だ。

このキットは、フロントメンバー周辺の剛性を高める強化ブレースと、リヤ側のフレームエンドに装着するCOXボディダンパーの2アイテムで構成される。単にボディを固めるだけの補強パーツとは異なり、ボディの微細な変形や振動を制御することで、操縦性と快適性の両立を図っている。

開発段階では、フロントのみ、リヤのみといった装着パターンや、ボディダンパーの取り付け位置など、さまざまな組み合わせを実走行でテスト。その結果、リヤに1本のボディダンパー、フロントには独自仕様のCPM製フロントメンバーブレースを組み合わせる仕様が、コストパフォーマンスに優れていると判断したという。

これにより、足まわりをむやみに固めた際に起こりがちな、高速走行時の過敏なステアリング反応を抑えながら、クルマとドライバーの一体感を高めている。ステアリング操作に対してリニアに反応する、まさに人馬一体の走りを磨き上げているのだ。

また、注目したいのが、さりげなく個性を演出するエアロパーツだ。フロントスカート・タイプ1には、トレンドを押さえた左右分割デザインを採用。リヤには、2種類ラインアップされているディフューザーを重ねて装着している。

さらに、ダックテール形状のウイングを追加することで、ロー&ワイドなフォルムを演出。テールランプには、クリアレンズ部分をブラックアウトできるスモークステッカーを貼り込んでいる。

前後ともに片側8mmワイドとなる車検対応仕様のオーバーフェンダーは、程よいワイド感を演出するとともに、ホイール選択の幅を広げてくれる。デモカーには、ラヴォーノオリジナルサイズのTE37ソニックSL(7.5J+29×16インチ)を装着。スポークのコンケイブ形状は、純正ブレンボに対応するフェイス4仕様とし、タイヤには205/50-16サイズのアドバンフレバを組み合わせている。

純正ビルシュタインダンパーに組み合わせるローフォルムスプリングも、ラヴォーノのオリジナル。車高は前後ともに35mmダウンとなり、スプリングレートはND用がフロント3.3kg/mm、リヤ2.0kg/mm、RF用がフロント3.4kg/mm、リヤ2.3kg/mmに設定されている。ドライビングの楽しさはもちろん、同乗者の快適性にも配慮したアイテムだ。

必要最小限のメニューでクルマ本来の質感を高めていくアプローチは、目の肥えたオーナーにこそ響くはず。乗り込むほどにその奥深さを実感できる、上質な一台に仕上げられている。

●問い合わせ:アドバンスステップ La Buono事業部 TEL:0467−38−5661

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【関連リンク】
アドバンスステップ La Buono事業部
https://la-buono.jp/