個性派スバリスト、榛名に集結!
群馬県の総合スポーツセンター「伊香保リンク」を舞台に、スバル車の祭典『HARUNA SUBARU FES 2026』が開催された。会場には歴代インプレッサをはじめ、WRX STIやフォレスター、サンバーまで、年代もカテゴリーも異なる個性豊かなモデルが集結。新井敏弘選手によるデモランやトークショー、競技車両の展示なども行われ、多くのファンがスバルの魅力を満喫した。ここでは、会場で見つけたこだわりのオーナーカーを紹介しよう。
希少なリトラスポーツに現代風のエッセンスをプラス

高校時代に目にした角張ったスタイルに惚れ込み、26年前に1台目のアルシオーネを購入。約11年間所有したのち、走行約3万kmだったこの個体に乗り換えたという遠藤さん。後期型のVRグレードで、日本に1台しか現存しないという希少なモデルだ。

そんな希少車を今っぽく仕上げているのも見どころで、足回りは純正エアサスからワンオフ車高調に変更。ハブを5穴化し、レガシィ用STI純正オプションホイールも流用する。当時モノのKAMINARIフルエアロは、1台目から移植したものだ。
とはいえ、年式なりのトラブルが出るのも当然。入手困難な部品を確保しながら、エアコンをはじめとする各部の予防整備にも余念がない。週末のドライブを楽しみつつ、貴重な1台を好調な状態に保ち続けている。

後期型専用となる1.8L水平対向4気筒ターボのEA82ユニットを搭載。インタークーラーレス仕様で、最高出力は120ps。

AT車に設定されていた希少なデジタルメーター。先進的だった当時のデザインが、アルシオーネの世界観を際立たせる。
1/1プラモ感覚で作り上げたWRカー仕様

福山から遥々13時間をかけて遠征してきた555SWRtさん。新車で入手して33年間乗り続けているが、イジり始めたのは20年目とやや遅め。クルマを降りるか悩んだものの、カスタムしながら乗り続ける道を選んだ。

センス良くまとめられたエンジンルーム。エアクリーナーの遮熱板は、なんと寸胴鍋を加工し、カーボン板を巻いたものだ。

ダミーのスイッチを多数レイアウトするなど、WRカー風に仕上げられた車内。CAEのウルトラシフターも投入する。

ジャングルジムのように組み上げられたロールケージも自作。足回りはエンドレス車高調で、車内には別タンクを備える。
新車で手に入れた限定ワゴンを純正流用で戦闘力アップ

子供が生まれたのを機に、スカイラインからGF8に乗り換えたtonky510さん。走りの良さに加え、荷物も積める実用性に魅力を感じたそうだ。それが30年にわたって乗り続けている、555台限定の『WRX STIバージョンⅢ Vリミテッド』だ。

STI純正バンパーや汎用オーバーフェンダーなどで迫力を増したエクステリアに目を奪われるが、中身もきっちりチューン。GC8クーペ用のミッションやDCCD付きデフ、GDB用ブレーキ、セダン用アルミロワアームなど、世代を超えた純正パーツをフル投入している。硬派な仕上がりだ。

STI純正バンパーにアビスのリップスポイラー、そして自作フォグカバーを組み合わせたフロントフェイスが迫力満点。

Defiの追加メーターがズラリと並ぶ車内。ECUセッティングやサスチューンは、熟練の某レースメカがじっくり詰めた本格スペックとか。
学生の頃からのSTI好きが、来日後に手に入れたレアモデル

アメリカ出身で、日本で暮らし始めて3年になるアダムさん。子供の頃からスバルSTI車に憧れており、来日後にこのフォレスターを手に入れた。家族のために選んだのは、800台限定モデルとなるSTI Ⅱ Type M。専用エアロやECUチューンが施された希少車だ。

エンジン本体はノーマルのまま、柿本改マフラーのほか、HKSブローオフバルブやレーシングサクションもセット。

家族のために車内が広いフォレスターを選択。レカロのシートをツイン装着する。4WDで安定性が高いことにも魅力を感じたという。

さらに、3Dプリンターを活用してグリル周りのエンブレムを製作するなど、カスタマイズを楽しんでいる。
PHOTO:近藤浩之(Hiroyuki KONDO)/REPORT:石川大輔(Daisuke ISHIKAWA)
Part.2へ続く
●取材イベント:HARUNA SUBARU FES 2026


