ライズカートレードは、モータースポーツに広く積極的だ。藤田直人代表は全日本ダートトライアル選手権に参戦し、かつてZC33Sで駆けていた(現在はヤリス)。筑波スーパーバトルには2023年からエントリーする。運転は全日本ダート、ジムカーナの両カテゴリーで活躍する細木智矢に託している。

「ストリートクラスレーシングラジアルの車両規則内で、市販パーツをつけたZC33Sで、ここまでタイムが出ます。面白く楽しめます。という事実をカスタマーへ伝えるために走らせています。だから特別はないんですよ」と藤田代表。

パワー系はSWKのタービンにECU。1.2WAY L.S.D。サスはレイルのリアルスポーツダンパー(F:16㎏/㎜・R18㎏/㎜)にピロブッシュ、補強バー類。フロントブレーキはエンドレスの4POTキャリパー。外装はレイルのフロントアンダースポイラーとSWKのリアウイングを備える。

「パーツ代は100万円とちょっと。ZC33Sの魅力のひとつは性能に対しての車両価格です。出はじめはベースグレードが180万円ほどで買えましたし、途中から値上がりしましたが、それでもコストはトータルでは現実的です」。

タイムは初回だけは1分4秒台に留まった。が、翌年には目標をクリア。2024年はタイヤがA08B(F 225/45R17 R 215/45R17)で分2秒703。2025年はフロントが235/40R17のRE-12D TYPE A、リアがA08Bの215/45R17で1分2秒625。ともに同日の参加クラスZC33Sでは最速だ。

クルマの完成度は、狙った成績には充分な域にあるという。ちなみに軽量化はなく、車両重量は昨年のファイナルエディションベースでは実測970㎏。奇しくもノーマル6MT車の定格とドンピシャだ。

「2023年は、オリジナルのサスキットでリアがコイルオーバーでした。鈴鹿のレブスピード走行会では阪口選手に試乗してもらい、評価がよく、満足なタイムにも届いた。

ところがスーパーバトルでは、筑波の独特な部分に飲まれた。そうそう筑波へテストには行けない。そこでダートラの関係から、筑波で実績のあるレイルさんに合うサスキットを依頼し、2024年から変更しています。これでカスタマー向けにも、筑波では1分2秒台が出せる仕様の道筋ができました」という。

最終的な目標については

「やはり1分2秒を切りたい。オープンクラスのタイムにも割って入りたい。昨年は期待もあったんですが、ちょっと難しかった。考えられる余地はルール内での空力チューンと、それに合わせたサスセッティングの詰めなのかな。達成したいですね」と語った。

2025年 筑波スーパーバトルのタイムと仕様

TIME   1’02.625

DRIVER  細木智矢

CLASS  ストリート-レーシングラジアル-FF3

■車両重量 969kg

■最高出力 220ps/5700rpm ■最大トルク 37kg-m/3500rpm

■ブースト 1.5㎏/㎠

■SWK SPタービン

■9番プラグ

■モンスタースポーツ PFX400インテークキット

■REPSOL エンジンオイル

■フジツボ EPUエキマニ/マフラー

■SWK ECU

■SWKスポーツクラッチ/フライホイール

■SWK プレミアムⅡ 1.2wayL.S.D.

■レイル パフォーマンスバー 

■レイル リアルスポーツダンパー(F 10kg/㎜ R 18kg/㎜)

■レイル アッパーマウント(F)

■ENDLESS ブレーキキャリパー(F 4POT)

■ENDLESS SR-01

■ADVAN Racing RZ-Ⅱ(F 17×8.5J inset31 R 17×7.5J inset 48) 

■POTENZA RE-12D TYPE A 235/40R17(F)

■ADVAN A08B 215/45R17(R)

■レイル フロントアンダースポイラー

■SWK WRウイング

■BRIDE XERO RS PLUS


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