海外製ターボの輸入販売だけでは終わらない!
GCG発のターボチューン最前線!
GCGターボは、世界各国のターボチャージャーや関連パーツを日本に供給するスペシャリストだ。オーストラリアのGCGターボ社の日本ブランチとしてスタートし、現在は日本企業として独立。海外ブランドの輸入・販売に加え、日本独自の製品開発にも積極的に取り組んでいる。

取り扱いブランドの中核を担うのが、世界的なターボメーカーであるギャレットだ。2010年に登場したGTXシリーズを皮切りに、チューニング&モータースポーツ向けターボの進化を牽引。GTX GENⅡ、Gシリーズ、GシリーズⅡ、GXR、GBCなど、用途や目標出力に応じた多彩なシリーズを展開している。

現在のパフォーマンスターボの最高峰に位置付けられるのが、「G Series/G SeriesⅡ」だ。最先端の解析技術を駆使して設計されたタービン&コンプレッサーホイールをはじめ、高品質な耐熱鋼製タービンハウジングなど、最新技術を惜しみなく投入。2018年にGシリーズ、2025年にはさらなる進化を遂げたGシリーズⅡが登場し、現在は両シリーズを併売している。
ラインアップは300psから1650psまでをカバーする全45サイズと豊富。さらに、G35とG40の中間を担うG38の展開も発表されている。

より過酷な競技シーンに特化したハイエンドモデルが「GXRシリーズ」だ。プロフェッショナルなレースやドラッグレースでの使用を想定して開発され、新設計のタービンホイールは、GTX GENⅡシリーズに対して同等サイズで11〜29%ものエアフロー向上を実現。高い圧力比に対応するとともに、超高ブースト域での温度上昇も抑えるなど、徹底して性能を追求している。
ラインアップは500psから1550psまでの全6種類。Gシリーズとの互換性が高い点も特徴だ。

ギャレットのパフォーマンスターボを語る上で欠かせないのが、「GTX/GTX GENⅡシリーズ」だ。2010年に登場したGTXは、それまでのGTシリーズに対して「X=Extreme」の名を冠し、ビレットコンプレッサーホイールなど当時の最新技術を投入。2016年にはGENⅡへと進化し、後継となるGシリーズが登場するまで、ハイパフォーマンスターボの最高峰として支持を集めた。
現在も200psから1000psまで、全9種類をラインアップ。幅広いチューニングに対応する定番シリーズとして、今なお存在感を放っている。

一方、ストリートユーザーが導入しやすいコストパフォーマンス重視のシリーズが「GBCシリーズ」だ。実績のある従来モデルの設計を生かしながら、新たに開発。当初はダウンサイジングされたコンパクトエンジン向けとして登場したが、その後ラインアップを拡大し、現在は900psに対応するGBC37を含む全6種類を展開している。ストリートチューンに必要な性能と、導入しやすい価格設定を両立したシリーズだ。

GCGターボが取り扱うパフォーマンスターボは、ギャレットだけではない。ボルグワーナーの「EFR」「AIRWERKS SX-R」「AIRWERKS SX-E」シリーズや、ターボスマートの「TS」シリーズなども展開。ユーザーの目的やエンジン仕様、求める出力特性に合わせて、世界各国のターボから最適な選択ができる体制を整えている。



さらに近年、GCGターボが力を注いでいるのが、日本車向けオリジナル製品の開発だ。社内にワークショップを構え、3DモデリングやCFD(数値流体力学)による流体解析、3Dプリンターを用いた試作などを駆使。車種別のボルトオンターボや純正改ハイフローターボ、エキゾーストパーツなどを次々と製品化している。
中でも注目したいのが、発売に向けて開発が進められているGRヤリスのG16E-GTS用「G25ボルトオンターボ」だ。世界中でチューニングが盛んなG16E-GTSに合わせ、G25をベースに専用設計。エキゾーストマニホールドとタービンハウジングを分割構造とし、Vバンド方式を採用することで、性能だけでなく装着性や整備性にも配慮している。日本発の車種専用キットとして、細部まで作り込まれた製品だ。
こうしたG25ベースの車種専用ターボは、すでにインプレッサWRXやシルビア、ランサーエボリューションなどにも展開。さらに、RB26DETT用ボルトオンターボや、A90スープラをはじめとする純正改ハイフローターボ、RB26用の高効率エキゾーストマニホールドなど、ターボ本体にとどまらない製品ラインアップの拡充も進めている。

世界トップレベルのパフォーマンスターボを幅広く取り扱うだけでなく、日本のチューニングシーンに合わせた独自製品まで生み出す。それが現在のGCGターボの強みだ。最新モデルはもちろん、1JZやRB26、SR20、EJ20、4G63といった定番チューニングエンジンにも改めて目を向け、最新技術を生かした製品開発を続けるGCGターボ。その今後の展開にも注目したい。
●取材協力:GCGターボ TEL:050-3773-0911
【関連リンク】
GCGターボ
https://www.gcgturbo.co.jp
