「ZC33Sスイフトスポーツはクルマがよくできていて、比較的、低予算でチューニングとスポーツドライビングを楽しむことができます。

デモカーのフットワークはHKSの車高調キットHIPERMAX Rをベースに、スポーツ性と乗り心地のバランスを考慮してセット出しを行いました。

ブレーキパッドはProjectμのHC CS18で、タイヤは215/40R17のADVAN A052。組み合わせるホイールは17×8.0J Inset 45のADVAN Racing TC-4です。

L.S.D.はクスコ type-RS 1.5wayのKansaiスペックで、トラクションがよく掛かります。エアロは自社製のエンジンフードとリアゲートスポイラーを使用しています。シンプルなデザインでありながら、機能性も備えています。

エンジンフードは温度が上がりやすいエンジンルームの熱を外へ逃がすことができます。ゲートスポイラーはサーキットの速度域では姿勢の安定性に効きます」という。

そして、集大成のトピックはHKS GTⅢ-FX改タービンの試作を備えたこと。HKSの吸排気や冷却パーツなどで周囲を固めるが、続けて話を伺おう。

「GTⅢ-FXタービンとECU書き換えでは200psくらいを得ていました。そのうち、もっとパワーが欲しい! 250ps仕様ができないか? という話になりました。

そんな流れから、HKS GTⅢ-FX改の試作タービンを弊社でもテストしています。

ブーストアップ仕様とGTⅢ-FX改タービン仕様の比較では、トルクの出方やエンジンの伸びにGTⅢ-FX改のよさが出ました。最高出力は240ps近くに達しています。トルクも増えて、4000rpm前後で40kg-mに届きそうな勢いです」とのこと。

カンサイサービスが公表するスペックは最高出力235ps/5540rpm、最大トルク39.0kg-m/3630rpmで、注目すべきは最高出力の発生回転数。このパワーを出しながら、ピークはノーマルの定格5500rpmと同等だ。

最大トルクにはアクセルをグンと踏み込んだ先、中回転域で達する。GTⅢ-FX改はスズキのエンジン開発思想や素性ともマッチしそうだ。

「ノーマルの直噴インジェクターでは容量が厳しく、230psくらいがギリギリ。弊社ではインジェクター交換により容量を増やしています。

ECUのデータも試作タービン+インジェクター交換用を作成。燃料噴射量と各補正マップを細かく調整しました」と向井代表。

レーシングドライバーの末廣武士が鈴鹿サーキットでテストドライブ。

「トータルバランスがよく、どのサーキットでもクイックな走りが楽しめます」とのコメントからは完成度の高さを知ることができる。


■カンサイサービス 

奈良県奈良市小倉町1080 

TEL 0743-84-0126

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