5.5ps+10インチワイドタイヤでスポーティ度アップ!【ホンダ・DJ・1R】

HONDA DJ・1R|1986年発売
1986年(昭和61年)に登場したDJ・1Rは、前年に発売されたDJ・1のスポーツ性をさらに高めた追加モデル。排気系の変更によって、49cc空冷2ストローク単気筒エンジンは5.2psから5.5psへとパワーアップしている。
足周りにも手が入り、8インチから10インチに大径化。前後に80/90-10サイズのハイグリップパターンワイドタイヤを履いて接地性やコーナリング性能を高め、軽快な走りを狙った。
さらに見た目にもスポーツ色は濃い。車体下部を左右から包み込むエアロ・アンダーカバー、サイレンサー付きチャンバータイプマフラー、新デザインのスピードメーターなどを採用。先代のDJ・1よりも、ひと目で“走り寄り”と分かる仕立てになっていた。
当時の50ccスクーターは、若者向けのスポーティモデルが次々と登場していた時代。DJ・1Rも、その流れを真正面から受け止めた1台だった。
総排気量:49cc
エンジン:空冷2ストローク単気筒
最高出力:5.5ps/6500rpm
最大トルク:0.63kgm/6000rpm
全長×全幅×全高:1650×625×1025mm
重量:59kg
タイヤ:前80/90-10/後80/90-10
発売当時価格:12万9000円
カラーバリエーションは12色! 軽快さと実用性を両立【ヤマハ・ミント】

YAMAHA ミント|1986年発売
女性ユーザーを意識して開発されたミントは、丸みを帯びた親しみやすいスタイルと、豊富なカラーバリエーションが特徴。なんと12色が用意され、自分好みの1台を選べることも大きな魅力だった。
中身もかなり実用的だ。新設計の49cc空冷2ストローク単気筒エンジンに、オイルバス式チェーン駆動と湿式内拡シュークラッチを組み合わせ、滑らかでゆとりのある走りを実現。4.4Lの燃料タンクや大型レッグシールドも備え、普段使いのしやすさもしっかり考えられていた。
装備によるバリエーションが用意されていたのも特徴で、セルとキックの両方に加え、フロントパネル内の小型トランクも装備。見た目の可愛らしさだけではなく、毎日使うスクーターとしての便利さまできちんと押さえていた。
最高出力は4.3ps。DJ・1Rのように速さを前面に押し出したモデルではないが、重量49kgの軽い車体との組み合わせで、街中を気軽に走れる扱いやすさが持ち味だった。
総排気量:49cc
エンジン:空冷2ストローク単気筒
最高出力:4.3ps/6000rpm
最大トルク:0.54kgm/5500rpm
全長×全幅×全高:1500×620×965mm
重量:49kg
タイヤ:前3.00-8/後3.00-8
発売当時価格:9万6000円
※この記事は月刊モトチャンプ2025年12月号を基に加筆修正を行っています
【モトチャンプ編集部】