ゴールの2本のパイロンで
外側を見てはならない

カウンターステアは当てるよりも、それを戻してスライドをスムーズに収めるほうが難しい。ステップ4では、このカウンターステアの戻しについて学んでいく。
練習方法は、ステップ3のパワースライド→カウンターステアで使った定常円のレイアウトをベースに、コーナー出口の目印となるパイロンをゴールに2本追加。出口に向かってステアリングを戻しながら、クルマを直進状態に持っていき立ち上がるという練習だ。
「カウンターステアの練習でも、このステアリングの戻しの練習がいちばん難しいかもしれません。コーナーの立ち上がりで、テールが流れ始めたとき、カウンターステアを当てながら、アクセルを抜いてしまったり、カウンターステアの戻しが遅れたりすると、いわゆる“オツリ”をもらって反対側に急激にスピンすることがあります。
これが原因でクラッシュする例が多いので、オツリをもらわないカウンターステアの戻し方については、徹底的にトレーニングすることをオススメします。
オツリをもらわないカウンターステアの戻しを成功させるコツはふたつあります。
ひとつはステップ2の応用で立ち上がること。ここではカウンターステアの量を減らして旋回する円の半径を大きくする練習をしましたが、ここでもあの練習のイメージで、定常円のパイロンのクリッピングを過ぎたら、徐々にカウンターステアの量を減らし、外に膨らみながら立ち上がるようにすると上手くいきます。
小さな円を大きな円にしていくときのカウンターステアとアクセル操作と同じことができれば、出口に向けて真っすぐに立ち上がれるようになるので、トライしてみてください。
もうひとつのコツは目線です。立ち上がる前の定常円のクリッピング付近から、ゴールの2本のパイロンのうち、イン側のパイロンを見ながら、さらにその奥まで見るようにするのです。
クルマはドライバーが見た方向に動くもの。ゴールのアウト側のパイロンを見ると、テールスライドが収まらないまま、どんどん外に膨らんでいく傾向があるのです。そこで、カウンターステアを切って立ち上がっていくときは、出口のイン側のパイロンに目線を送ったほうが、オツリをもらわず上手に直進状態に戻せます」
この練習は、コーナーの立ち上がりを想定している。できるだけ、踏み始めたアクセルは戻さずに、カウンターステアを戻すだけで横Gをスムーズに抜いて直進状態に持ち込めるようにしたい(踏み始めたアクセルを、途中で一定にキープするのはOK)。
パイロンを置いた円旋回から立ち上がる手順

動画はこちら
次回 STEP5 8の字で振り返しの『オツリ』に対処

お楽しみに!
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