本拠地からパリへの旅をテーマにした専用コース

バーチャルなコースは、オペルの本拠地であるドイツのリュッセルスハイムからパリへ向かう旅をテーマに制作された。
バーチャルなコースは、オペルの本拠地であるドイツのリュッセルスハイムからパリへ向かう旅をテーマに制作された。

オペルが発表した取り組みの軸となるのは、同ブランドの高性能電動車サブブランド「GSE(Grand Sport Electric)」である。ゲームを通じて、GSEが重視する走りの性能やモータースポーツとのつながりを伝え、新たなファンとの接点をつくることを狙うという。

今回の企画では、Trackmania内に制作した専用コースと特別仕様の仮想車両を用意。オペルはGIANTXなどと協力し、5つのコースを制作。その代表となる「Rüsselsheim to Paris」は、同社の本拠地であるドイツのリュッセルスハイムからパリへ向かう旅をテーマとしている。

オペルはパリモーターショーのブースに専用のゲーム端末を用意。来場者は最速ラップタイムや賞品の獲得に挑戦した。17日には目玉企画として、プロのTrackmania選手が会場で対戦する「Opel Trackmania Cup」を開催。専用コースを舞台に、トップ選手の速さや精密な操作を間近で観戦できたという。

オンライン大会は10月25日まで、賞金総額5000ユーロ

10月25日までオンラインによる大会が開催されている。
10月25日までオンラインによる大会が開催されている。

こうした会場での取り組みに加え、GIANTXと共同でオンライン大会「Opel Chase」も展開している。開催期間は10月25日まで。各プレイヤーが5コースそれぞれで記録したベストタイムを合計し、総合タイムで順位を競う。賞金総額は5000ユーロで、順位は大会公式サイトで確認できる。

参加者はTrackmaniaのメインメニューから「Clubs」を開き、オペルのクラブを探して対象コースにアクセスする。モーターショーに足を運べないファンも、オンラインでタイムアタックに挑戦できる仕組みだ。

GSEの走りを、実車とゲームの両面から発信

GSEは、かつてオペルのスポーティグレードに使われていた名称を、電動化時代に合わせて再定義したものだ。従来は「Grand Sport Einspritzung」を意味し、末尾の「Einspritzung」はドイツ語で燃料噴射を指していた。2022年の復活時に「Grand Sport Electric」という新しい意味が与えられ、当初はプラグインハイブリッド車に採用。その後、オペルはGSEを完全電動の高性能モデルへと展開する方針を示している。

実車とゲームを結び付ける取り組みも、今回が初めてではない。2025年にミュンヘンで開催されたモーターショーでは、「コルサ GSE ビジョン グランツーリスモ」を披露し、レースゲーム「グランツーリスモ7」で運転できる機会を提供していた。今回のパリモーターショーでも「Opel STX Concept」や、来シーズンから「フォーミュラE世界選手権」に参戦する「Opel GSE 27FE」レーシングカーなどの実車展示とゲームによる体験を組み合わせた。

オペルのマーケティング担当レベッカ・ライナーマン副社長は、自動車文化が道路上だけでなく、オンラインのコミュニティーやゲームの中にも広がっており、「Trackmaniaとの連携は、そうした場でオペルやGSEを知ってもらう取り組みの一環」と説明する。

フル電動コンセプト「プジョー RCZ ビジョン」の走行シーン。

全固体電池搭載のフル電動スポーツ「プジョー RCZ ビジョン」のデザインコンセプトを公開【動画】

プジョーは、現在開催中のパリ・モーターショーにおいて、2009年にデビューしたオープントップ「RCZ」を蘇らせたデザインコンセプト「プジョー RCZ ビジョン」を公開した。最高出力500PS、最大航続距離600kmを実現するフル電動パワートレインを搭載。全固体電池と1000Vアーキテクチャーにより、わずか10分で10%から80%まで充電することができる。