【Q.】免許更新時の適性検査にカラコンを着けたままでもOK?

【A.】度ありは認められる場合もあるが、対応は各公安委員会で異なる

運転免許の取得や更新時には、視力などを確認する適性検査が行われる。視力検査を受ける際は、メガネやコンタクトレンズによって視力を矯正しても問題ない。ただし、その場合は、免許証の条件欄に「眼鏡等」の記載がされ、運転時はメガネかコンタクトレンズいずれかの装着が義務付けられる。

eyecheck_colorcon_0112
運転免許の取得や更新時の視力検査では、メガネやコンタクトレンズによって視力を矯正しても問題ない

では、簡単に目の印象をおしゃれに演出できることで、近年、若い世代を中心に利用者が増えているカラコンの場合はどうだろう。とくに、最近は度付きのカラコンもあるので、視力矯正として使っている人もいるはずだ。

結論からいうと、カラコンだからといって一律にNGというわけではないようだ。ただし、実際の対応は管轄する都道府県の公安委員会によって異なるとみられ、レンズの種類や見た目などによっては、外すよう指示される場合もあるため注意が必要だ。

colorcon_image_004
近年利用者が増えているカラコンだが、免許の取得や更新時の視力検査に使えるかは、各公安委員会によって異なる

たとえば、北海道警察のホームページには、視力検査時のカラコンについて、以下のような記述がある。

「カラーコンタクトレンズやサークルレンズを使用している方は、それが視力の矯正を目的としない(度が入っていない)レンズであっても、装着したまま視力検査に合格した場合は、運転免許に「眼鏡等」の条件が付くことになります」

ここでいうサークルレンズとは、レンズの「フチ」などに色やデザインを施したもの。レンズの広範囲に色や派手なデザインを入れたカラコンとは異なるが、こちらも近年人気が高い。

つまり、北海道警察では、度なしのカラコンやサークルレンズであっても、装着したまま視力検査に合格した場合には、「眼鏡等」の条件が付くことを明確にしている。

一方、宮城県警察のホームページでは、

「度無し含むカラーコンタクト、サークルレンズを使用の場合は、適性試験または写真撮影時に外していただきます」

とする。つまり、度の有無を問わず、適性試験や写真撮影時には外す必要があるとしている。

このように、カラコンやサークルレンズの扱いは、管轄する都道府県警察の公安委員会によって異なる。

そのため、カラコンを着けたまま適性検査を受けたい場合は、事前に管轄の運転免許センターなどへ確認しておくと安心だ。当日は外すよう求められる可能性も考え、レンズケースを持参するとよいだろう。

contactlenz_case_001
そのため、カラコンを着けたまま適性検査を受けたい場合は、当日は外すよう求められる可能性も考え、レンズケースを持参するといい

【Q.】免許更新時の顔写真にカラコンを着けてもOK?

【A.】一律にNGではないが、個人識別に支障があるとNGになる場合も

では、運転免許証に入る顔写真にカラコンを使うことはどうだろうか。この場合、運転免許証は本人確認にも使用されるため、顔写真は個人を容易に識別できるか否かが重要になる。

かつては、カラコンやサングラスに関して、これらを着けたままの写真撮影は認められないケースが多かった。しかし、2021年9月に運転免許証の写真に関する基準が明確化され、個人識別が容易な写真であれば、以前よりも受け入れられる範囲が広がった。

そのため、カラコンを着けているからといって、免許証の写真が一律にNGとなるわけではないようだ。

eyecheck_colorcon_0113
カラコンを着けているからといって、免許証の写真が一律にNGとなるわけではないといえる

一方、カラコンやサークルレンズによって瞳の色や大きさが大きく変わり、本人の識別に支障があると判断された場合は、免許用写真として認められないことがある。

とくに、着色直径が大きく瞳を実際よりかなり大きく見せるものや、瞳の色を大きく変えるもの、模様が入ったものなどは、瞳の印象を大きく変えてしまうため注意したい。

また、この点も実際の対応は管轄する都道府県警察の公安委員会によって異なる。たとえば、宮城県警察では、前述の通り、カラコンやサークルレンズは適性検査を受ける際だけでなく、「写真撮影時も外してもらう」としている。

また、北海道警察でも、

「カラーコンタクトレンズやサークルレンズを使用している方は、視力検査や写真撮影の際にコンタクトレンズを外していただく場合があります」

と、当日の判断によっては外すよう求めるケースもあるという。

このように、免許証の顔写真についても、カラコンを使用している人は、最初から「着けたままで大丈夫」と考えず、必要になった場合にすぐ外せるよう準備しておく方が無難だ。

なお、持ち込み写真の場合も、カラコンやサークルレンズを着けていれば自由に認められるわけではない。持参した写真でも、個人識別が容易であることなどの条件を満たす必要があるため、使用したい場合は事前に管轄の運転免許センターなどへ確認しておくと安心だ。

↓詳しくはこちらをチェック!

運転免許証の取得や更新時に必要な視力検査に関しては、ほかにも、免許証の種類によって視力の基準が異なったり、免許に「眼鏡等」の条件があるのにメガネやコンタクトレンズをせずに運転すると違反になるなど、注意点は多い。詳しくは、以下リンクの記事で紹介しているので、チェックしてみてほしい。

「カラコン」を着けたまま運転免許の視力検査はOK? 写真撮影は許されるケースも | Motor Fan|自動車情報のモーターファン

視力検査はメガネやコンタクトレンズの着用もOK 運転免許を取得または更新する際に避けて通れないのが視力検査だ。バイクの場合、原付免許と、それ以外の二輪免許(普通二輪免許や大型二輪免許)では、以下のように視力の基準が異なる […]

https://motor-fan.jp/article/1602495/