R34フェイスにRB26エンジンを搭載!
H.D.Oが製作する異端のS15シルビアに迫る
ハコスカを愛するあまり、ボンネットやドアといった外装パーツだけでなく、クォーターパネルやバックパネルなどのボディパーツまでカーボン化。さらには、S15シルビアにハコスカのボディを丸ごと被せた“ハコビア”を生み出すなど、常識にとらわれないカスタムで注目を集めてきた「H.D.O」。


そんな実力派ビルダーの最新作といえば、STARブランドから2025年にプロデュースされたS15シルビア用「ストリートGT」ボディキットだ。全幅2mという圧倒的なワイドボディで魅せるネオGTスタイルだが、そこに新たな一台が加わるというビッグニュースが編集部に飛び込んできた。

さっそくH.D.Oのファクトリーへ駆けつけてみると、そこに鎮座していたのは、ワイド化の真っ只中にあるR34…。いや、よく見るとクォーターウインドウの形状がスカイラインとは異なる。そこでベース車両を尋ねてみると、なんとS15をR34に変身させていることが判明したのだ。

「最初は東京オートサロンに向けて、S15のストリートGTをもう一台作ろうと考えていたんですけど、せっかくなら少しアレンジしたいなって。でも、カラーリングを変えるだけじゃ面白くない。それならR34にフェイスチェンジしてしまおうとなりました(笑)」と話すのは、H.D.Oの板倉さん。


こうしてベース車両の正体が明らかになったわけだが、フェイスチェンジに加えてRB26へのエンジンスワップまで敢行するH.D.Oが、それだけのアレンジで済ませるはずもない。そう考えてリヤに回ってみると、案の定、こちらも抜かりなくR34化が進められていた。


ワイドボディのベースにはS15用ストリートGTキットを使用しているものの、そのままではR34化した前後セクションとのバランスが取れない。そこでフロントは、BNR34用バンパーをリサイズしながらストリートGTのフェンダーラインに馴染ませ、リヤはBNR34用テールランプやバンパーに合わせてトランクをストレッチ。さらにフェンダー形状にもアレンジを加えることで、S15とR34を違和感なく融合させている。
「今やS15も高くなってしまいましたけど、R34に比べればまだ手が届く価格帯。当初はデモカーだけのワンオフアレンジで考えていましたが、ストリートGTボディキットの新作として展開するだけでなく、ナローボディのままR34化できるキットも合わせてプロデュースしてみようかなと思案中です」。


見た目だけでなく、サウンドや走りまでR34に近づけるべく、FR搭載用に仕上げたRB26DETTもスタンバイ。2.6L+Vカム仕様にギャレット製ビッグシングルタービンを組み合わせ、600psを狙う。

お披露目は東京オートサロン2027を予定しており、その後は600ps仕様のRB26を武器にドリフトにも挑戦するという。S15改R34という離れ業によってストリートに降臨する、新旧融合のネオGTスタイル第二弾。その完成形が今から待ち遠しい。
●取材協力:H.D.O 広島県福山市引野町273-1 TEL:084-945-0856
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