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ベース車両:アプリリアRS250 製作:HIROKAWA MOTORS
バイクレースの最高峰・MotoGPでも活躍するイタリアのバイクメーカー「アプリリア」から発売されていた2スト250ccクラスのフルカウル付きスーパースポーツ、RS250。同車は世界GP250cc(現在のMoto2)に出場していたRSV250のレーサーレプリカモデルとして登場した。
1995年に登場したRS250は、スズキRGV250Γ(ガンマ)輸出仕様の水冷2ストロークV型2気筒249ccエンジンを搭載。マイナーチェンジされた1998年モデルはエンジンをさらにチューニングし、最高出力を70馬力まで引き上げ。なお当時の国内2スト250ccクラスは、メーカーの自主規制により40馬力に抑制。国内モデルよりも遥かに高額だったRS250は、「中免(中型免許/現在の普通二輪免許)で乗れる最強の2ストマシン」として崇められた。
国内の2ストマシンと同じく、厳しい排ガス規制によりRS250も2003年モデルをもって生産終了。“超過激な2スト250”として伝説となったRS250は、絶版後も多くのフリークにリスペクトされている。
写真はお宝車・アプリリアRS250をベースにした、チューニングモード全開のきらびやかなカスタム。シルバーカラーにレッドのアクセントを程よく効かせた、ゴージャスなイメージを演出。
ノーマルとは一線を画す、レトロなフォルムのアルミ製ロケットカルは、かつての製作手法と同様、叩き出しによるワンオフ。アルミ製のワンオフシートカウルは丸みを帯びたノーマルとは異なり、やや角張ったフォルムにデザイン。これにレッドカラーのステッチ入りシートを上手に組み合わせ。
チャンバーは本体にメッキを施した、高性能なジGIANNELLI製を採用(サイレンサーはアルミ製でバフ掛け加工)。スイングアームはノーマルをベースに、後方に向けてスタビライザーを固定し、ナンバープレートをセット。
ロケットカウにはレッドのストライプを施し、ラジエターホースはレッドカラーにアレンジ。トータルバランスに優れ、随所にカスタマーのセンスが光る、注目度の高い一台に仕上げられている。
主要スペック
エンジン | 水冷2ストロークV型2気筒249cc 70ps/9750rpm(Vガンマ輸出仕様) |
外装 | シートカウル(ワンオフ) アッパーカウル(アルミ叩き出しワンオフ) |
足周り | 前後ホイール(フォーマンス、ミッチェルホイール) ディスクブレーキ(サンスター、ワークスエキスバンド) ブレーキキャリパー(アクティブ ゲイルスピード 4POT 削り出し) ブレーキマスターシリンダー(FRANDO) バックステップ(ワンオフ) |
車体 | シートレール(ワンオフ) スイングアーム(ノーマル穴加工) チャンバー(ジェネリ) メーター(アルミ削り出しワンオフ) |