世界初公開! ロイヤルエンフィールドのSHOTGUN 650がベース。ドラッグレース出場カスタム「SAMURAI(サムライ)」|ヨコハマ・ホットロッド・カスタムショー2024

SAMURAI(サムライ)は2024年11月4日、茨城県のJARI城里テストセンターで開催されたドラッグレース選手権「JD-STAR(0-400m)」第5戦のオープントーナメント・クラスに出場。
2024年12月1日(日)にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催された日本最大級のカスタムカー&カスタムバイクイベント「ヨコハマ・ホットロッド・カスタムショー(HCS)2024」。32回目を迎えるこのイベントには、ビルダーたちが手掛けたハイレベルな作品が全国から集結。同ショーでは英国にルーツをもつインドの名門バイクメーカー『ロイヤルエンフィールド』が注目のカスタム「SAMURAI(サムライ)」を世界初公開。ベース車両は「SHOTGUN 650(ショットガン・ロクゴーマル)」。
PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
イベント主催:MOONEYES(ムーンアイズ) https://www.mooneyes.co.jp/
ロイヤルエンフィールドジャパン https://www.royalenfield.co.jp/

ロイヤルエンフィールド SAMURAI(サムライ) ベース車両:SHOTGUN 650(ショットガン・ロクゴーマル)/製作:SURESHOT(シュアショット)

ロイヤルエンフィールドが2024年にリリースしたNEWモデル、「SHOTGUN 650(ショットガン・ロクゴーマル)」をベースに製作された本格派ドラッグ仕様のカスタム、「SAMURAI(サムライ)」。
一部にSHOTGUN 650用フレームを使用し、メインフレームをハンドメイド。特徴的なリアのループフレームは、パイプ径や幅・曲げ角度などに繊細な変更を加えつつ、独自にワンオフ製作。
エンジンは空油冷4ストローク並列2気筒SOHC648ccのスタンダードをベースに、S&S製ビッグボアキットを使用して排気量を865ccにスープアップ。
フロントフォークやトリプルツリーは、SHOTGUN 650のスタンダードを加工装着。スイングアームは本体に肉抜き加工を施した、アルミ削り出しのオリジナルを採用。

一部にSHOTGUN 650用フレームを使用し、メインフレームはハンドメイド

ロイヤルエンフィールドが2024年にリリースしたNEWモデル、「SHOTGUN 650(ショットガン・ロクゴーマル)」をベースに、千葉県八街市を拠点とするカスタムファクトリー「SURESHOT(シュアショット)」の代表・相川拓也(あいかわ・たくや)氏が製作した渾身のカスタム、その名は「SAMURAI(サムライ)」。

日本のサムライをイメージした外観は、重厚な趣を醸し出しつつ、「侘び寂び(わびさび) ※注1」を感じさせる独特の雰囲気を演出。 

※注1:「侘び寂び(わびさび)とは日本特有の美意識。つつましく、質素なものにこそ趣があると感じる心を指す。

同車は一部にSHOTGUN 650用フレームを使用し、メインフレームを相川氏がハンドメイド。特徴的なリアのループフレームは、パイプ径や幅・曲げ角度などに繊細な変更を加えつつ、独自にワンオフ製作。外装類はアルミ削り出しのワンオフパーツや板金パーツを組み合わせ、コンパクトなフォルムにアレンジ。

エンジンは空油冷4ストローク並列2気筒SOHC648ccのスタンダードをベースに、S&S製ビッグボアキットを使用して排気量を865ccにスープアップ。またDYNOJET製パワーコンマンダーをセットし、フューエルインジェクションのセッティングと点火系チューニングを実施。シャーシーダイナモを駆使し、パワーアップ、耐久性や快適性の向上、パーフェクトなセッティングを追求しているのもポイントだ。

フロントフォークやトリプルツリーは、SHOTGUN 650のスタンダードを加工装着。スイングアームは本体に肉抜き加工を施した、アルミ削り出しのオリジナルを採用。リアショックは相川氏自身が独自に設計したリンク式モノショック仕様とし、リアショックユニットをシート下にレイアウト。

前後ホイールはフロント21インチ・リア16インチの異径サイズで、アルミ削り出しのオリジナルを選択。フロントタイヤはDUROの3.25-21、リアタイヤは超ワイドなドラッグレース用スリックタイヤをセット。前後ブレーキはディスク式とし、フロントはホイール中央のハブ内にディスクブレーキを内蔵したインボードディスク構造を導入。

SAMURAI(サムライ)は2024年11月4日、茨城県のJARI城里テストセンターで開催されたドラッグレース選手権「JD-STAR(0-400m)」第5戦のオープントーナメント・クラスに出場。組み上げたばかりの車体とエンジンで十分にセッティングを煮詰めることができなかったが、ベストタイム12秒804を記録した。

JD-STER 2024 Round4 🔥 まとめ 🔥 Motorcycle Drag Racing  ※注:第4戦の模様です
ミニカウルに丸目1灯式のLEDヘッドライトを内蔵したフロントマスクをコーディネイト。
アナログ表示式の回転計をメインにした円形の大型メーター、絞り込んだローポジションのハンドルを採用。
外装類はアルミ削り出しのワンオフパーツや板金パーツを組み合わせ、コンパクトなフォルムにアレンジ。
リアショックは独自設計のリンク式モノショック仕様とし、リアショックユニットをシート下にレイアウト。
スイングアームは強靭な四角型の本体に肉抜き加工を施した、アルミ削り出しのオリジナルを採用。
ショートフォルムのS&S製マフラーは、2本のエキパイを複雑に取り回したツイン型。2つのサイレンサーはスイングアームのピボット下にレイアウト。
DYNOJET製パワーコンマンダーをセットし、フューエルインジェクションのセッティングと点火系チューニングを実施。
ツインエンジンから伸びる2つのサイレンサーは、スイングアームのピボット下にバランス良くレイアウト。
クラッチ操作が不要で瞬時にシフトアップが可能な、ドラッグレーサーならではのクイックシフターを導入。
前後ホイールはアルミ削り出しのオリジナルを選択。フロント21インチ・リア16インチの異径サイズに設定。
前後ブレーキはディスク式とし、フロントはホイール中央のハブ内にディスクブレーキを内蔵したインボード構造を導入。
スイングアームは本体に肉抜き加工を施した、アルミ削り出しのオリジナルを採用。リアショックは相川氏自身が独自に設計したリンク式モノショック仕様とし、リアショックユニットをシート下にレイアウト。
前後ホイールはアルミ削り出しのオリジナルを選択。フロント21インチ・リア16インチの異径サイズに設定。
リアタイヤは超ワイドな、溝のないドラッグレース用スリックタイプをセット。

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