Dio110の16インチバージョン、欧州で発売中のホンダVision 110、2023年カラーが登場!

新色のマットスーツブルーメタリック
ホンダはヨーロッパで発売中の109ccスクーター「Vision(ヴィジョン)110」の2023年モデル(欧州仕様車)を発表。エンジン・足周り・外装類は前モデルを継承しつつ、パールジュピターグレーとマットスーツブルーメタリックの2カラーを追加。パールジャスミンホワイトとマットギャラクシーブラックメタリックの2カラーは継続された。国内ではフロントホイールを14インチ(ヴィジョン110は16インチ)に小径化し、軽快感や取り回し性をアップさせたDio110も絶賛発売中だ。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
パールジャスミンホワイト(継続色)
マットギャラクシーブラックメタリック(継続色)

ホンダ ヴィジョン110は2012年に登場した、ヨーロッパ市場をメインに販売される小型スクーター。8.7馬力を発揮する環境性能の高いeSPエンジンは、空冷4ストローク単気筒SOHC 2バルブ109.5ccのロングストローク型(ボア径47.0mm×ストローク長63.1mm)を搭載。

ブレーキはフロントがディスク式で、リアはドラム式。大径ホイールはフロント16インチ、リア14インチの異径サイズに設定。国内ではヴィジョン110をベースに、フロントのみ14インチに小径化した“日本仕様”の「Dio(ディオ)110」も発売中だ。

フロントホイールを14インチに小径化した、国内で発売中のDio(ディオ)110

国内で発売中のDio110(24万2000円/パールジャスミンホワイト)。
Dio110(ポセイドンブラックメタリック)。

国内で発売中の原付二種スクーター・Dio(ディオ)110。ヴィジョン110のフロントホイールは欧州車ならではの大径16インチだが、Dio110は14インチに小径化して、取り回し性能や渋滞路での機敏性などをアップ。

なお、Dio110はフロントホイール径を除き、フレーム、外装、109.5ccのeSPエンジン(最高出力8.7馬力)、足周り等は基本的にヴィジョン110と同じ仕様。

ホンダVision 110 2023年モデル(欧州仕様車)

マットスーツブルーメタリック(新色)

パールジュピターグレー(新色)

パールジャスミンホワイト(継続色)

マットギャラクシーブラックメタリック(継続色)

ホンダVision 110 2023年モデル(欧州仕様車) 主要スペック

全長×全高×全幅:1,925mm × 686mm × 1,115mm
ホイールベース:1,280mm
最低地上高:175mm
シート高:785mm
車両重量:100kg
乗車定員:2人
最小回転半径:1.8m
フレーム形式 アンダーボーン
キャスターアングル:26° 30
トレール:71mm
エンジン型式:空冷4ストローク単気筒SOHC 2バルブ
総排気量:109.5cc
内径×行程:47.0mm×63.1mm
圧縮比:10.0
最高出力:6.4kW[8.7PS]/7,500rpm
最大トルク:9.0N・m[0.92kgf・m]/5,750rpm
定地燃費値:54.5km/litre
燃料供給装置形式:電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)>
始動方式:セルフ式
点火装置形式:フルトランジスタ式バッテリー点火
燃料タンク容量:4.9L
変速機形式:無段変速式(Vマチック)
ブレーキ形式:前 油圧式ディスク 後 機械式リーディング・トレーリング
懸架方式:前 テレスコピック式(インナー径Φ31) 後 ユニットスイング
タイヤ:前80/90-16 後90/90-14

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