目次
「ホイールは難しい」とは聞いてはいたが……
今回塗るのは、愛車JOGアプリオ用ホイール。中古購入時から黒色に(ラッカースプレーで)塗られていて、パーツクリーナーで汚れを拭きとると黒色が落ちてしまい、まだら模様になってしまいました。
そこで中古のホイールを購入し、サビを落として、足つけまで作業しました。そしていざ塗装作業です。
がっちり塗膜で頑丈に塗りたいと考え、今回は2液ウレタンで塗装。初めての2液ウレタン&スプレーガンによる塗装とあって右も左もわからない為、機材が揃った塗装OKのレンタルガレージで作業しました。
「どれくらい塗料が飛び散るのか」、「シンナーの臭いはどれくらい漏れるのか」、「コンプレッサー&タンクの容量はどれくらい必要か」、実作業での経験をもとにあれこれ目星をつけて、ゆくゆくは自宅で塗装できるようになれば……と目論んだわけです。
それで結論からズバリ言うと今回の作業を得て、「次からは自宅でもできそう」という結論に達しました。
コンプレッサーは1〜1.5馬力くらいのもので十分そうで、タンク容量もサブタンク30Lくらい(総量60〜70L)を追加するだけであれば、充填待ちでイライラすることはなさそうでした。
塗装ブースは、庭にテントを立てて目張りして。年に1〜2度くらいの塗装ならご近所さんに迷惑は掛からなそうです。
そもそも、今回のレンタルガレージの価格設定が2000円@1時間というのも、トータルでは結構な金額になってしまいます。
今回は編集者3人で、スクーターのカウル一式、10インチホイール前後、ビッグバイクの燃料タンク1個&サイドカバー3個で、20時間ほどレンタル(合計4万円)しました。(スプレーガンを洗浄している時や乾燥中も料金が加算されてしまうのが、なんだかもったいなくて……)
失敗1:上手に色が作れない
ホイールを何色に塗るかは、ざっくりとしか決めておらず、「薄い灰色でちょっと青っぽい感じがいいかな?」くらいのノリで当日は調色を開始。用意した赤系、青系、黄色系、黒、白の5色を混ぜてみた結果、なぜだかチョコレート色が完成しました。
「黒をちょっと足しただけなのに、すごく黒くなっちゃって……、挽回すべくあれこれ足したらこの色になりました」
わかったこと
・一度混ぜたら後戻りできない=塗料の無駄遣いに注意 ・黒(など濃い色)は極少量でも効果絶大!
ホイールがザラザラに!
以前の「自家塗装Q&A」の記事で、バイク1台を塗るのに必要な塗料は100ccと聞いたので、10インチ程度の小径ホイールならば絶対に足りると思い100ccくらい用意したのですが、それが”大”失敗の元でした!
初心者の私では、塗りづらい部分(スポークとリムの境目)に何度スプレーしても塗料が乗らず、下地がうっすら見えたまま。塗りやすいところは塗膜がどんどん厚くなっていきます。まごついてるうちに用意した塗料が尽きてしまいました。偶然出来上がったチョコレート色なので、もう一度同じ色を作れる訳もなく、ホイール塗装はここでリタイヤとなりました。
成果が欲しくてコレ塗ってみた。
ホイール以外(失敗に備えて)に用意していたのが、使い古した芝生手入れ具。赤かった塗装が日光で白く焼けてしまっていたので、塗り直そうと思います。
紙やすりで荒く研いでおき、取手周りをマスキング。ここまでを事前に用意しておき、いざ当日の塗装作業に入る。
傷がつく前提の農具なのでサフェーサーは吹かずに上塗りからスタート。今回は気分一新で青色系に塗ることにしました。
スプレーガンで上塗りを吹き付け初めて気づいたことが、「ホイールよりも簡単」ということ。濃い色なので染まりやすく、かつ形状がシンプルなので、塗り残しも起こりづらかったです。
上塗りがかわいたらクリアを吹く。青い塗装をガッチリ守るように2〜3度に分けてたっぷりと塗り重ねます。クリアがある程度乾くまで2時間くらいは触らずに!
乾燥後の農機具を見てみるとクリアが垂れてしまった部分が1、2ヶ所ほど。
しっかり乾燥させたのちに耐水ペーパーで平らになるまで研げば、綺麗に仕上がりますが、傷ついてナンボの農機具とあって、多少雑なままで作業は終了です。
庭にもHONDAとTOYOTA
中国製のカウルで実験するも……
JOGアプリオ企画用に用意したこちらの外装セット。某Yahoo!ショッピングで購入した中国製品なのですが、精度が悪くて装着できず。切った貼ったで加工しても取り付けできなかったので、塗装の実験台として活用することに。
結果は散々。(詳しくはリンクから)
右上をはめると左下が外れて、左下をはめると右上が外れる。どう頑張ってもつきませんでした。