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今回は秋田と岩手の県境を跨ぐ快適な高原道路。岩手県側からスタートすると東北自動車道の松尾八幡平インターチェンジを出て県道45号線を西へ向かい、23号線を右折すると始まるワインディングロードが「八幡平アスピーテライン」だ。県境の最高地点となる見返峠を超えて27kmほどのワインディングロードが続いている。見返峠には23号線から20kmほどで到着。そこに「八幡平山頂レストハウス」がある。
左折すると県道318号線の「八幡平樹海ラインへと分岐。23号線をそのまま直進すれば大深沢展望台を経て大深温泉や後生掛温泉、そして秋田八幡平スキー場を抜け、やがて北緯40度線モニュメントのある国道341号線に出られる。一方318号線を南下するとすぐに藤七温泉や涼風の滝、そして松川温泉で212号線へ出ると、芭蕉沼や八幡平リゾート各スキー場周辺を抜けて、スタート地点に戻れる。
八幡平山頂レストハウス隣接の見返峠駐車場は1日500円、バイクは100円の有料だが、飲食や土産物屋など、憩いのスペースとしての設備が整えられている。自然環境情報コーナーが設けられ、高山植物や温泉など、八幡平の観光情報が揃えられており、トレッキングなどの観光起点にもなっている。道路の冬季閉鎖解禁当初は、雪の壁に挟まれた「雪の回廊」を走ることもできるそう。また有名な八幡平ドラゴンアイ(鏡沼)へは徒歩15分で行け、雪解け時の神秘的な光景を楽しむこともできる。ちなみに例年だと6月中旬まで楽しめるとか。いずれにせよ山頂レストハウス周囲の景色は壮観。空気の清々しさと心地よい道路に魅了されてしまう。
真っ青な空と緑のコントラスト、やがて秋は紅葉に染まる。
見返峠で一休みがお勧め。トレッキングの起点も。
秋田県仙北市田沢湖田沢(JR花輪線「松尾八幡平」から車で約1時間15分/約30km)
見返峠にある八幡平山頂レストハウス駐車場から国立公園八幡平を望む。ツーリング途中の一服にはピッタリのスポット。八幡平アスピーテライン冬季閉鎖期間(11月上旬〜4月中旬)中は休業しているが、春・夏・秋シーズンは通常午前9時〜午後5時まで営業している。
URL:https://www.env.go.jp/park/towada/hachimantai/facilities/facilities_015/index.html
天気に恵まれたことを感謝したくなる。どこも眺望が素晴らしく抜群に気持ち良い。写真右側の建物は、藤七温泉「彩雲荘」。標高1400m(東北最高地)の露天風呂で日帰り入浴(650円)が楽しめる単純硫黄泉があるほか、宿泊施設もある。先ほどの山頂レストハウスから分岐する318号線を約2km南下、岩手県八幡平市側に位置している。写真は八幡平樹海ラインからの眺めだ。URL:http://www.toshichi.com